ハミルトン、2025年にフェラーリへ!
ルイス・ハミルトンがメルセデスとの契約を今期一杯で終了し、2025シーズンはフェラーリのステアリングを握ることが1日に明らかになった。メルセデスも、今季一杯での契約終了を発表し、ハミルトン本人は、「最も難しい決断だった」とコメントした。
シューマッハと並ぶ7度のF1最多チャンピオンで、1月に39歳になったばかりのハミルトンは、スクーデリア・フェラーリと複数年の契約を締結。2007年から2012年までのマクラーレン、2013年からのメルセデスを経て、遂にF1の総本山の誉れ高いフェラーリのシートに座る。
2022年と2023年を無勝利で終わったハミルトンは、2012年から2021年にF1史上最多の通算103勝を挙げている。
F1史上初の黒人ドライバーとして、2007年にマクラーレンでデビューしたのは22歳。2年目にはワールドチャンピオンを獲得。2013年にメルセデスに移籍し、翌2014年にチャンピオンに返り咲くと、翌年もタイトルを連続奪取。2017年から4年連続でチャンピオンに君臨し、ミハエル・シューマッハと並ぶ通算7度のワールドチャンピオンに輝いている。
今年一杯所属するメルセデスは、ハミルトンとの契約解除のオプションを行使して今季終了後にチームを離れるとし、フェラーリも、ハミルトンが2025年から複数年契約で加入すると伝えた。
25年シーズンのフェラーリは、2019年からフェラーリのステアリングを握るシャルル・ルクレール(モナコ)とコンビを組む。
発表を受け、2024年シーズンまでフェラーリで走り、ハミルトンにシートを譲ることになるカルロス・サインツは、自身の公式Xで、今季終了後にチームを離れると公表した。
2月2日現在、ハミルトンが抜けるメルセデスの後釜は決まっていない。
ハミルトンは今回の移籍について「メルセデスは13歳のころから私の人生の一部であり、私はここで成長した。決断するのは簡単ではなかったけれど、今が新たな一歩を踏み出す最良のタイミングであり、新しい挑戦にワクワクしている」と、新たなチャレンジに目を輝かせた。
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Photo by MERCEDES