琢磨、インディ500三度目の制覇に挑戦決定!
インディ500のにどのウィナーである佐藤琢磨が、2024年にレイホール・レターマン・ラニガンレーシング(RLL)に復帰し、インディ500の3勝目に挑むことが2月15日に明らかになった。
琢磨は、2017年と2020年に伝統の“THE500”に優勝、今年5月26日に決勝レースを行なう第108回インディアナポリス500マイルレースにチャレンジする。当然、パワートレーンはホンダ、ゼッケンは75になる。
琢磨は、2012年にインディカーにデビュー、2018年から2021年までRLLからNTTインディカー・シリーズで6勝のうち4勝をRLLで記録。2020年のインディ500の優勝もRLLからの参戦だった。2024年のインディ500は、琢磨にとって15回目のチャレンジになるが、2023年にはチップ・ガナッシ・レーシングからオーバルレースだけに出場、2024年インディ500は、RLLからの6度目の参戦になる。
また、2010年のデビュー以来、琢磨はこれまで220戦のインディカー・シリーズに参戦しているが、これは現役ドライバーのなかで6番目、インディカー・シリーズに参戦した全ドライバーのなかでも22番目にランクされ、2017年と2020年のインディ500優勝以外にも、2013年トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ、2018年ポートランド・グランプリ、2019年ホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマとボンマリト500アットWWTレースウェイなどの快走が思い出され、このうちの4勝をRLLで達成、通算14回登壇している表彰台のうちの10回手にしたポールポジションのうちの3回も、RLL所属時代に記録した。
琢磨は、インディカー転身の前の2002年から2008年までF1GPに90戦参戦しているが、2004年のインディアナポリス・モーター・スピードウェイでのアメリカGPで3位表彰台を奪っており、“インディ”は琢磨にとってゲンのいいコースになっている。
◆佐藤琢磨のコメント
「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとともに第108回インディ500に参戦できて最高に嬉しい。このチャンスを用意してくれたボビー、マイク、デイヴィドの3人、そして関係者の方々に心からお礼を申し上げます」
「RLLと共に歩んできたボクの挑戦は10年以上となりますが、チームへの再加入はエキサイティングなプロジェクトになると確信しています。多くの成功をなし遂げてきた仲間と再会し、新たにチームの一員として仕事をするのが待ちきれません」
◆ボビー・レイホール レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング共同オーナー
「琢磨がチームに戻ってきてくれてこれ以上にない喜びを感じている」
「我々は琢磨とともに、大きな成功をいくつも成し遂げてきましたが、琢磨は私ひとりだけでなく、チーム全体、そして多くのファンにモチベーションを与える源になっています。彼のチームに対する貢献と、インディ500での新たな成功を楽しみにしているところです」
◆マイク・ラニガンレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング共同オーナー
「琢磨と再び戦えることに深い感動を覚えています」
「これまで実践してきたとおり、彼はどうすればインディアナポリスで勝てるかを知っている。彼の経験は、我々のスーパースピードウェイ・プログラムに大きな価値を持っているのは間違いありません」
【STINGER】
Photo by RLL