台無しになった角田裕毅のサウジアラビアGP
ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅は、2024F1GP第2戦サウジアラビアGPの週末を通して良い仕事をした。「それだけに、非常に残念な結果になってしまった」
と、チーム代表のローラン・メキエス。
角田は、入賞圏内を狙える位置で周回をこなしていたが、立ち上がりでコースをカットする乱暴なやり方のハースのマグヌッセンに抜かれた。チームメイトのフルケベルグにギャップを開けさせてピットインさせるための“戦略”にしてやられた。
マグヌッセンは、“狙いどおり”にチームメイトのフルケベルグのペナルティの10秒を帳消しにすることに成功。素晴らしい予選を闘ってQ3に進出して序盤にポジションを上げた角田のレースを台無しにする残念な結果だった。
しかし、ファエンツァとビスターでは、めげずにハードワークが続け、次のメルボルンはもちろん、それに続く角田の地元日本GPで、会心のレースを実現させるために全力を注ぐ決意を固めた。
角田裕毅/レース順位 14位
「今日は難しいレースで、何度かミスもしてしまい、前のクルマをオーバーテイクしようとしたときに後ろのクルマに抜かれてしまいました」
「今日はペースとグリップに苦しんだので、ドライビングが難しかったけれど、ポジティブな面としては、予選は好調だったのに対して、決勝のペースの原因を調べて、なぜあれほど苦戦したのか、改善できることがあったこと。そこを確認して今後に活かしたいです」
ダニエル・リカルド/16位
「タフなレースだった。全体的にタフな週だったね。ユーキのレースはもったいなかった」
「セーフティカーが入ってほぼ全員がピットインしたけれど、ボクはピットストップに手間取り、ゴール直前にはターン1で縁石に激突してスピンしてしまった。でも、ポジティブな兆候がいくつかあったので前向きだし、パッケージを磨き上げるだけだね」
「これから1週間のオフの後の次のレースに向けて、いいパッケージができるように、みんな大きなプッシュを目指していて、ボクと同じようにチームのみんなもそれを望んでいるから、メルボルンでレースに戻るのを楽しみにしている」
【STINGER】
Photo by Visa Cash App RB