中国GPをどう闘うか–ビザ･キャッシュアップRBレース直前情報
決勝に向けて“別の日”へのチェンジを目指す角田裕毅＋ビザ・キャッシュアップRB。
角田裕毅が所属するビザ･キャッシュアップRBのアラン･ペルマネ･レーシングディレクターは、「金曜日の予選が振るわなかったのでスタートポジションは後方だった」と前置きして、以下のようにコメントした。
「スプリントでは2台とも3つ順位を上げ、決勝の予選でダニエルがいい走りを見せてくれた。ユーキは、まだ苦労しており、クルマに何が起こっているの分かっていないので、今夜は確実に原因を探していこうと思っている」
「週末を通じてデータを見てきたけれど、まだユーキのクルマに悪いところや問題は見つかっていないが、明日はふたりのドライバーが順位を上げてくれると確信しているし、ポイント圏内を目指してプッシュしていきます」
ダニエル･リカルド(スプリント＝11番手)
予選:Q1＝1分35秒443（11番手）Q21分34秒934（12番手）
「今週末はシャシーを変更して、マシンのフィーリングが良くなったし、自信も持てるようになった。上海はいつも楽しんでいるし、過去にもいい経験があるから、これからの数レースで自分たちのパフォーマンスを証明し続ける必要があると思う」
「今朝は楽しめたし、ポジティブな収穫もあった。レース中盤のDRSトレインは少しトリッキーだったけれど、バルテリ（ボッタス）をクリアしてからはケビン（マグヌッセン）をすぐに捉えることができた」
「最後の数周はいいバトルができたけれどポイントには届かなかった。個人的には、今日のほうがフィーリングが良かったし、スプリントは間違いなく以前よりもアタックしやすいレースだった」
「金曜日とは路面コンディションがかなり変わっていて、雨で路面が滑りやすくなっていたり、風向きが変わっていたりと、いつもと違う状況だったけれど、予選のラップには満足しているし、それ以上のものはなかったと思う」
「Q3では直接のライバルたちが少しペースを上げていた。さらに数台が後ろから挑戦してきていると思った」
「今朝のスプリントは励みになった。おそらく1ストップレースになると思うけれど、このサーキットはフロントリミテッドの独特なレイアウトだから、ピットインは2ストップになる可能性もある。12位はまずまずのスタートなので、前のマシンにくらいついてポイントを狙えるチャンスだと思う」
角田裕毅(スプリント16番手)
予選:Q1＝1分35秒746 (19番手)
「とにかく大変でした。今朝のスプリントでは、自分のやり方を見つけて、マシンをコントロールして、もう少しマシンを吸収しようとしたけれど苦しかった」
「データを調べてみると、予選に向けて一歩前進したように感じたけれど、複雑な気持ちです」
「スプリントの予選では、ボクの方からまとめることができなかったと感じた。予選の自分のラップにかなり満足している。今週末はずっとリアのグリップに悩んでいて、他のマシンに比べて、自分がクルマとかなり戦っているような感じだったので、エンジニアと精一杯、改善のための解決策を探ってきました」
「予選では、自分たちのパッケージに対する答えを見つけることができたし、自信もあった。ラップ自体には満足しているけれど、タイムにはその感触が反映されていくて、19位になってしまったのは悔しいし残念だけれど、分析して理解し、解決策を見つけたい。明日に向けては、もっとペースを上げるために何かを変えなければならないと思います」
ビザ・キャッシュアップRBの二人の、レースで巻き返しなるか。
レースは15時（日本時間16時）にスタートする。
【STINGER】
Photo by Visa Cash App RB
