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ニューウェイの選択は、勇退かフェラーリか!?

勇退かフェラーリか。去就が注目されるニューウェイ(右端)。左端は、レッドブル代表のホナー。

来シーズン序盤にレッドブルからの“離脱”を公表したチーフデザイナーのアドリアン・ニューウェイは、離脱を考え始めた時期を、チャンピオン争いが緊迫して「少し疲れた」と感じ始めた2021年だった、とマイアミGP前に明かし、2006年から20年にわたるレッドブルとのつきあいに終止符が打たれることになった。

レッドブルのクリスチャン・ホナー代表は、チーフ・テクニカル・オフィサーであるニューウェイの退任を、「とても悲しい」と語った。

65歳のニューウェイは、「ファクトリーやレースチームの素晴らしいメンバーと働くことができたのはとても光栄だ。本当に素晴らしい」とコメントした。

レッドブルのためにデザインしたマシンで6度のコンストラクターズタイトルと7度のドライバーズタイトルを獲得しニューウェイは、メルセデスと激しい闘いを展開し、2022年に導入される新しいテクニカルレギュレーションに備えなければならなかった2021シーズンから考えていたとコメントし、離脱の理由について、

「次の世代のひな型となったRB18にすべての研究開発を投入した2021シーズンは本当に忙しくて、“疲れた”と感じる時期もあった」と決断を迷っていたことを前置きして。「冬の間、そして今年起こった出来事の中で、決断について考えていた」と語った。

「ボクは、“生きるために働く必要がない”という、非常にラッキーな立場にいる。そして、今は一歩引いて、少し休んで、人生を見つめ直し、少し旅に出るのにちょうどいい時期だと思ったんだ」。

「妻のマンディと犬たちと一緒に、モーターホームか何かでフランスを旅行して、人生を楽しむつもりだ。いつかはわからないけど、“これが次の冒険になる”と思うかもしれない。まぁ、今は何の計画もないけれどね」。

F1は、2026年に大幅なレギュレーション変更を控えている。

「1983年にフラットボトムカーが導入されて以来、最大のレギュレーション変更になる」とニューウェイ。

そのニューウェイは、2026年シーズンに引退するのか、それとも、別のチームで再び活躍するのか!? ルイス・ハミルトンをはじめ、多くのドライバーがニューウェイと仕事をしたがっている中で、ニューウェイの次の行き先が注目されている。

すでにフェラーリ入れを表明しているハミルトンと、赤いチームで一緒に働く可能性について、ニューウェイは、「ルイスがそう言ってくれるのはとてもありがたいことだし、とても光栄だけれど、現時点では少し休んで、次に何が起こるか様子を見ようと思っているんだ」と、明確な答えを避けた。

ドライバーだけでなく、F1に関係するものにとって、“フェラーリ”という響きは、特別なものであることは、繰り返すまでもない。

【STINGER】
Photo by REDBULL

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