ノリス+マクラーレン、完璧なウェット・コントロール!–2024F1GP第21戦ブラジルGP予選
土曜日の激しい雨で日曜日に順延となったブラジルGP予選が、サンパウロのオートドロモ・カルロス・パチェ(インテルラゴス・サーキット)で行なわれ、雨は弱まったものの、ウェットの不安定な路面でクラッシュが連発する中で、タイトル争いのど真ん中にいるマクラーレンのランド・ノリスが最速タイムを記録した。
雨は前日土曜日ほど酷いものではなかったが、降ったり止んだりのコンディションが掴めないフラストレーションを煽る状況でリスキーな闘いが展開、いつになくコースアウト/クラッシュが連発。全損に近く損傷したマシンが続出する大荒れの予選となった。
コラピント+ウィリアムズ、アロンソ+アストンマーチン、サインツ+フェラーリ、ストロール+アストンマーチンなどがコースアウト。多くが、アクセルオンでリヤのグリップを失った結果だった。
最も激しいクラッシュだったのがアルボン+ウィリアムズ。高速からスピンしてバリアに当たったリア部は、原型を留めないほど損傷し、アルボンは無事だったが、数時間後に行なわれるレースへの出走は修復時間切れで断念を余儀なくされた。
この状況の中で、角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRBは自己野予選最高位である3番手を記録。
「いい仕事ができました。昨日のドライコンディションでもマシンはよかったし、雨の中でもよかったので、レースは、うまくチャンスを掴んでチームと頑張ります」と期待を高めた。
レースは、12時30分(日本時間翌4日0時30分)にスタートする。
ブラジルGP予選結果
1.ノリス+マクラーレン
2.ラッセル+メルセデス
3.角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRB
4.オコン+アルピーヌ
5.ローソン+アルファタウリ
6.ルクレール+フェラーリ
7.アルボン+ウィリアムズ
8.ピアストリ+マクラーレン
9.アロンソ+アストンマーチン
10.ストロール+アストンマーチン
—-以下Q2ノックアウト
11.ボッタス+キック・ザウバー
12.フェルスタッペン+レッドブル
13.ペレス+レッドブル
14.サインツ+フェラーリ
15.ガスリー+アルピーヌ
–以下Q1ノックアウト
16.ハミルトン+メルセデス
17.ベアマン+ハース
18.コラピント+ウィリアムズ
19.フルケンブルグ+ハース
20.周冠宇+キック・ザウバー
【STINGER】
Photo by McLaren F1 TEAM