ホンダはルノーを抜いたのか?!
ホンダは、9月30日決勝のロシアGPに“スペック3”と呼ばれる最新仕様のエンジンを投入し、巷の噂はでは、ルノーを抜いたことになっている。
もちろん、ホンダが正式な発表をしているわけではないので、これはあくまで噂にすぎないが、来年ホンダのパワーユニットを搭載することになっているレッドブルのクリスチャン・ホナー代表が同じようなことをマスコミにしゃべったことで、ルノーのシリル・アビデブール代表が「データを改竄している」、とお冠だ。
しばらく前から、エンジン音の周波数解析でパワーが読めるようになっていると言われるが、アビデブール代表は、「ホンダは我々より20キロワット下だ」とイギリスのメディアにコメントした。
これに対して、レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、この件で議論するのは無意味だと相手にしていないが、さて、真実は?
ひとつ言えるのは、アビデブールが明確にものを言ったことに対して、日本人として考えると、“もしかしてホントかも”と思ってしまいそうだが、彼らの感覚では、言いたいことを言うのが普通。
この件に関してホンダは何のコメントもしていない。日本人的に考えると、アビデブール代表のコメントは、負け犬の遠吠えに聞こえるが、さて。
審議のほどは、2月末のテストで明らかになるまでのお楽しみ。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by Honda