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可夢偉見参! ザウバー会見全録 2/4

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–カムイ、あなた達のキャリアの中でいくつかの機会において、東京に戻って寿司店で働くことになる選択肢が迫られたことがあると思います。昨シーズンが終わったとき、再びその選択肢は頭をよぎりましたか?
可夢偉 寿司脂屋になるつもりはなかった。今ここにこうしているわけだからね。だけど昨シーズンの終わりの2レースが行われるまでは、リザルトもよくなかったし日本に帰ろうかとも思っていた。しかしあの2戦が終わった今、このようなチャンスが与えられ、日本で寿司職人になる選択肢は見送ることになったね(笑)。

–ペドロ、去年はテスト・ドライバーとして活動していたため、あなたが行っているGPDA活動に関わる時間の余裕がたくさんありました。しかしレーシングドライバーとなった今年は時間的余裕が少ないと思いますが、それでも去年同様にGPDA活動に深く関わる予定ですか? また今年のGPDAはどうなっていくと思いますか?
ペドロ いい質問だね。これからGPDAメンバー及びスタッフと協議していかなければならないところだ。もちろん僕にとっては去年のようにたくさんの時間と労力を注ぎ込めなくなるわけだから、チェアマンでい続けるのは難しくなる。これからディレクターやメンバーと話し合い決めていくが、個人的には現役のレーシング・ドライバーよりはもっとそれに力を注げる余裕のある人物が必要だと思っている。テスト・ドライバーだったときには可能だったけど、現在の状況はずっと複雑だ。まずは関係者と協議したい。

–あなたやシューマッハがF1に復帰するこのシーズンですが、レギュレーションの変更もあり、より経験豊かなドライバーが優位に戦うことができるシーズンになると思いますか?
ペドロ あまり変わらないと思う。経験の有無に関わらず適応能力の高い人が有利になるだろう。燃料消費量を調整する適応能力、タイヤをいたわる適応能力、予選から本戦までフィーリングの大きく変わるマシンに適応する能力が問われる。とは言ったものの、これらの能力は少なからず経験から生まれるものであることもまた事実。だけど最終的には今までもそうであったように適応能力の高い人が勝つだろう。

–カムイ、去年のGP2でのドライビングと、今年のF1との最も大きな違いは何だと思いますか。
可夢偉 去年のGP2はテストが上手くいき、ラップタイムもいい物が出ていたからいい結果を期待していたんだ。だけどいざシーズンが始まってみるといつも後方でのレース展開となってしまった。今年もテストは今のところ好調だ。本格的なシーズンはまだこれからだけれど、いいテストを展開していき、去年とは違ってシーズン中にもそのままいい結果となるようしていきたい。現時点では自信を持って臨めている。

–ペドロ、あなたはギリギリまでマクラーレンで仕事をしていて、シーズン目前でもまだ関わっていたため、ジェンソン・バトンはあなたが彼のマシンをここでシェイクダウンすると思っていたほどです。そのためマクラーレンのパフォーマンスは把握しているはずですが、現在ここにあるパッケージと、ほんの2週間前に離脱したマクラーレンのそれを比べて、そのパフォーマンスの差はどのように感じていますか?
ペドロ もちろんマクラーレンのマシンのことはよくわかっている。12日前まではテスト・ドライバーだったのだから、全部知っているよ。それが仕事だからね。だけどだからといって全体像は何も変わらない。マクラーレンにおいてよいマシンとは何なのか、よいチームとはどのよう形成されるかを学んできたが、今新しいチームに入って、新たに僕は学ぶこともあるし、チームのほうも僕から学ぶこともあるだろう。マクラーレンのことを知っていても、状況はそう劇的に変わらないんだ。

–同じチームとなる前に、お互いのことはどのくらい知っていましたか?
可夢偉 あまり知らなかったけれども、シーズン中お互いの存在は知っていたし、GPDAの活動の中で接する機会はあって会話も交わした。でもチームメイトだったわけでもないし、お互いのことをよく知っているわけではなかった。今こうしてチームメイトになって、少しずつお互いを知るようになっているところだ。
ペドロ 最初に会ったのは日本でだったと思う。(カムイに向けて)いっしょに食事をしたっけ? そのときの印象として、一生この人と共にドライビングすることはないだろう、ということを思ったのを覚えている。彼の写真を見ながら年齢も世代も全てがあまりにも違いすぎて接点があるとは思えなかったんだ。それが今こうしてチームメイトになってるんだから人生というのはわからないね(笑)。だけど世代が違った二人がチームにいるというのがいいことだろうし、ペーターザウバー代表)が僕らに見出していることがあるのだろう。これが人生だし、今は彼とチームメイトであることを喜ばしく思っているよ。
可夢偉 ファクトリー内で初対面のとき最初に交わした言葉が、『まさか僕らがチームメイトになるとはね』だったんだ(笑) 

【STINGER / Transrate by Noah sellen / Photo by Akiko Samesima】

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