バルセロナ・テスト2、初日のトップはマッサ
唯一23秒台を記録したマッサが初日のトップ。
26日(木)〜3月1日(日)の4日間、スペイン-バルセロナにあるカタルーニャ・サーキットでおこなわれている今年3回目にして最後のプレシーズン・テストとなるバルセロナ・テスト2の初日のトップタイムは、ウィリアムズ・マルティーニ・レーシングのフェリペ・マッサの「FW37」が記録した。
2位はザウバー・F1・チームのマーカス・エリクソンの「C34」、3位にはメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームのルイス・ハミルトンが走らせた「F1 W06」が記録した。
トップ周回数は、エリクソンが記録した122周だった。
ハミルトンがテストを担当したメルセデスは、これまでのプレシーズン・テストで、昨年の弱点だった信頼性を大きく改善したかに見えたが、ハイドロリック・システムとMGU-K(運動エネルギー回生装置)に問題が発生し、周回数は48周に留まった。
最後のプレシーズン・テストは、フェルナンド・アロンソ不在となったマクラーレン・ホンダの初日はジェンソン・バトンが担当。バトンは「MP4-30」で7周したところでハイドロリック系のトラブルが発生し、エンジンの交換を余儀なくされたため、初日のテストはそこで切り上げることとなった。先週のバルセロナ・テスト1でMGU-Kのシーリングの問題に悩まされたチームは、最後のテストも難しい状況が続いている。
明日は、初日の参加を見送り、テストに参加する9チームで唯一新車を投入していないサハラ・フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チームの「VJM08」がトラックデビューする予定となっている。
■バルセロナ・テスト2 – 初日 結果
1.フェリペ・マッサ / ウィリアムズ / 1:23.500 / 103周
2.マーカス・エリクソン / ザウバー / 1:25,276 / 122周
3.ルイス・ハミルトン / メルセデス / 1:24.881 / 48周
4.ダニール・クビアト / レッドブル / 1:25.947 / 75周
5.ロメイン・グロジャン / ロータス / 1:26.177 / 75周
6.キミ・ライコネン / フェラーリ / 1:26.327 / 80周
7.カルロス・サインツ / トロロッソ / 1:27.261 / 86周
8.ジェンソン・バトン / マクラーレン / 1:31.479 / 7周
※参考タイム:
1:24.067(バルセロナ・テスト1でグロジャンが記録した最速タイム)
1:24.871(昨年5月のバルセロナ・テストでマルドナドが記録した最速タイム)
1:25.232(同所で昨年開催されたスペインGP予選でハミルトンが記録した最速タイム)
【STINGER】
Photo by WILLIAMS F1 TEAM / LAT Photographic