2輪の日本GP中止の波紋
ツインリンク茂木で予定されていたMOTO GPの日本GPの中止が発表された。日本GPの中止は、コロナ禍の影響で、去年に続いて2年連続になる。
この流れから、10月に予定されているF1の日本グランプリも連鎖的に影響を受けた決定がなされると見られるが、すでに現段階で、7月に始まる東京オリンピックの動向次第で鈴鹿の日本GPの運命が決まるといわれており、F1GP全体も、日本GPも、非常に逼迫した立場に立たされている。
日本GPの舞台は鈴鹿サーキットだが、鈴鹿サーキットの運営母体であるモビリティランドは、中止の決定はコロナ禍の影響動によって判断が左右されるFIAやオリンピックのIOC、さらには各国の動きを待つしかなく、自ら開催か中止かを決定できないジレンマの中で、会場の準備やチケット販売など、開催に向けて準備を進めつつ、中止になった時の対応も考慮しなければならない複雑な状況に置かれている。
[STINGER編集長] 山口正己
photo by [STINGER]