予選後トップ3会見–フェラーリはどこまで迫れる?!
3戦続けて同じメンツの会見になった。
今回もフェラーリはレースでどこまでメルセデスに迫れるのか。ニコには、これ以上存在感が薄れないような走りを見せてほしい。
QUESTIONS FROM THE FLOOR
—-セバスチャン、予報はこれ以上風は強くならないようですが、まだ少し風があります。トラックの砂はどうですか?もし、明日も風が強かったらあなたのレースにどのような影響がありますか?
セバスチャン・フェッテル(以下、セバスチャン):そうだね、かなり風は強いよ。プラクティス3の時にそう感じたけど、おさまったと思うよ。でもまだ少しばかり強いけどね。トラックを見渡すとフラッグはまだとても揺れているし、いつも背後からの風があるからクルマに影響があるよ。明日の予報はもう少し弱くなるようだから、少し楽になるだろうね。
—-トラックには、砂がのってますか?
セバスチャン:僕にとって砂は問題じゃないよ。アウトラップでのオフラインは明らかに危険だね。でも、去年と比べて変わるところはないよ。
—-セバスチャン、今回2機目のエンジンです。レースではどのようなアドバンテージがありますか? 中古のエンジンを使うドライバー達に比べて、ニューエンジンを使うのは、明らかなアドバンテージがありますよね? 中古のエンジンと比べて、新品をつかうアドバンテージはなんですか?
セバスチャン:うーん、わかんないな。僕たちはこのレースで新しいエンジンをいれるプランだったんだ。メルセデスのふたりや他のみんなは違ったんだろうね。全てのチームにとって、シーズンを通して使えるエンジンをマネージすることはとてもタフなことだよ。
いくつかのチームは金曜に少し多めにエンジンを使って、土曜と日曜に少し減らしているかもしれないけど、僕たちはいつもプランどおりさ。
—-セバスチャン、あなたは昨日、メルセデスは予選に向けてエンジン・パワーを上げてくるといっていました。今日、フェラーリも同じように何かしてきましたか?
セバスチャン:予選では、いつも全てを完璧にやろうとトライするんだ。僕たちは去年、メルセデスのパワーユニットを積んだクルマは予選で力強いパッケージを得てきたことを見ているからね。これは秘密じゃないよ。他のチームとウィリアムズやフォース・インディアをみればわかるよね。今やみんな知っているよ。どのくらいかは、わからないけどね。メルセデスは他のチームよりもパワーを上げることができるんだ。
—-みなさんに聞きます。Q3、Q2、そしてQ1でソフトタイヤを使いました。レースではどうなるでしょう? そして、セバスチャン、マレーシアで見せてくれたように、ここでもフェラーリはタイヤのアドバンテージをもっていますか?
ルイス・ハミルトン:今日のセッションは何も違いはないよ。僕たちは新品のオプションタイヤ(ソフトタイヤ)をセーブしたんだ。ここではオプションタイヤの方がいいからね。明日は一番使われるんじゃないかな。僕のタイヤは良かったよ。みんなも同じだと思うよ。
ニコ・ロズベルグ:同じだよ。新品のソフトタイヤをレースのためにとっておいたよ。明日のレースには、新品のソフトタイヤがいいと思うんだ。プライムタイヤもいいけど、この週末は大きな違いはないね。もちろん、タイヤのデグラデーションはあるよ。フェラーリはここでも強いだろうね。とてもタフな争いになると思うよ。
—-セバスチャン、観点をもう一つ加えると、中国のレースではソフトとミディアムで大きな違いがありましたね。明日はどうなりますか?
セバスチャン:この週末、ルイスが言うようにオプションタイヤが一番速いね。だから、みんな1セット残す努力をしたんだ。2番目の質問だけど、ルイスがさっきに言ったように僕たちが勝つのは難しいだろうね。
【翻訳:Masataka Hoshi】
Photo by Ferrari S.p.A / STUDIO COLOMBO