フリー走行3で予選を占う(オーストラリアGP)
予選を2時間後に控えてフリー走行3が終了した。フリー走行終了前の20分間ほどで予選シミュレーションが行なわれ、その結果がフリー走行の記録になるが、間違いないのは、メルセデスがフロントローを奪いそうなことだ。
ハミルトン+メルセデスは、2番手のフェッテル+フェラーリに約0.7秒の差をつけた。ロズベルグ+メルセデスは、ソフト・タイヤでアタックした最後のラップのセクター1で、ミディアム・タイヤのハミルトンより遅かった。これが何かのトラブルでない限り、マシンポテンシャルの差から、フェラーリがメルセデスの間に割り込むことは考えにくい。
しかし、それでもフェラーリが好調なのは嬉しいニュースだ。ライコネン+フェラーリもボッタスとマッサのウィリアムズを挟んで6番手にいる。
そして、ロータスの好調も特筆しておきたい。ふたりを乱暴者と観るのは、過去の話になるかもしれない。
一方、”予選の一発”が、金曜日夕方の新井康久ホンダF1レーシング代表のコメントから期待されたマクラーレン・ホンダは、ここでも不発に終わっているのが気になる。
マグヌッセンとバトンは、16番手と17番手。セッション中にピットアウトしたところでストップして押し戻されたクビアト+レッドブルが後ろにいるだけで、タイム的にもトップから3.5秒以上遅れを取っている。
予選は午後5時、日本時間の午後3時から始まる。
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◆オーストラリアGPトップ10
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェッテル+フェラーリ
3. ロズベルグ+メルセデス
4. ボッタス+ウィリアムズ
5. マッサ+ウィリアムズ
6. ライコネン+フェラーリ
7. グロジャン+ロータス
8. マルドナド+ロータス
9. サインツ+トロロッソ
10. ナッセ+ザウバー
16. マグヌッセン+マクラーレン
17. バトン+マクラーレン・ホンダ
Photo by McLaren Honda/LAT Photographic