復活じゃなくて進歩だよ(ロズベルグ)–アブダビ予選トップ3会見
最終戦の予選後恒例のトップ3会見、今回は、メルセデスの二人とフェラーリのライコネンがトップ3だった。内容は淡々としてるものの、ロズベルグのコメントに充実度がにじみ出てることに注目。
・・・・ニコ、来年の開幕戦、今年のルイス(・ハミルトン)がやったように7戦連続ポールポジションを狙いますか?そして、冬の間は、どのように充電しますか?
ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ):申し訳ないけど、それは狙っていないよ。もちろん、トップでシーズンをフィニッシュすることは素晴らしいし、今年やったやり方で、来年もスタートしようとモチベートされるだろうね。それは、素晴らしいことだよ。でも、そんなにシンプルなことじゃないんだ、いつもね。来年、僕はプッシュして、より強くなれるようにトライするよ。
・・・・過去2レースの復活の秘訣はなんですか?
メルセデスは、2016年のために、多くのパーツを試していますよね。それがあなたのドライビングスタイルにより合ってるのでしょうか?
ロズベルグ:復活じゃないよ、僕は何も変えていないよ。進歩だね。いつもとても接戦なんだ。ルイスが10分の1秒速いときもあれば、僕が速いときもある。今日はもう少し差がついたけど、最近の2レースはとても接近してるよ。今日は僕の方が速かったってことさ。
・・・・ルイス、この週末は、ずっと、クルマに苦しんでいると言っています。何が問題なのですか? レースではもっと悪くなりますか?
ルイス・ハミルトン:レースでは少しは良くなると思うよ。クルマの限界ギリギリのところで苦労してるんだ。今シーズンが始まった頃は、とてもドライブしやすかったんだけどね。この週末、いくつかの変更をトライしてるんだ。多分、クルマの良いところのひとつを取ってしまって、僕にとって、少しだけ不利になってるんだ。そうならないようにトライしたんだけど、今日はうまくいかなかったね。
・・・・キミ、あなたはプラクティス走行ではソフトタイヤで速かったように思います。予選に比べて決勝の方が容易なのではないですか?
キミ・ライコネン:そうは思わないよ。予選では、スーパーソフトタイヤがうまく機能してくれた。昨日と今朝は本当にうまくいかなかったんだけど、予選では素晴らしかった。明らかに、コンディションは昼間から夜で変わったけど、僕にとってはどちらでもタイヤはとても上手く機能したね。明日は、スタート後の数ラップをどのようにプランして走るかだ。どうなるか見てみようよ。
【翻訳:Masataka Hoshi】
Photos by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team / DAIMLER