フリー走行3 序盤
<11時00分>
上空は青く澄み渡っている。気温は26℃、路面温度は35℃に上がり、さらに上昇する方向だ。
今回初投入のミディアム・コンパウンドのプライム・タイヤのデータを収拾し、予選とレースのセッティングと、タイヤ交換のタイミングを煮詰めていく。
セバスチャン・フェッテル、フェリペ・マッサがヘルメットを着けて準備を進めている。昨日最速だったフェルナンド・アロンソも、HANS(ヘッド&ネック・サポート・システム)を装着して準備を進めている。
まず、いつものように新興チームを中心に、コースインしていく。19アルゲルスアリ/トロロッソ、21トゥルー/ロータス、17ペレス/ザウバー、22カーティケヤン/イスパニア、10ペトロフ/ルノー、20コバライネン/ロータス、18ブエミ/トロロッソ、24グロック/ヴァージンがピットを後にした。
16小林可夢偉/ザウバー、9ハイドフェルト/ルノー、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサ、7シューマッハ/メルセデスもコースに向かった。
<11時03分>
空気が澄み渡って、上空のヘリコプターからは、バレンシアの街並みがすっきりと見渡せる。
<11時05分>
マクラーレンの二人、ジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンもコースイン。
<11時07分>
バレンシア・ストレート・サーキットは、8か所の低速コーナーがあり、そこから低いギヤでエンジン回転を上げて加速していくことから、燃料を多く消費する。コスワースのリリースは、2010年のスタート時点で、もっとも搭載燃料が多かったのがこのコースであることを伝えている。
<11時13分>
21トゥルー/ロータスが、セット変更を行なって再ふたたびコースに向かった。
<11時17分>
21トゥルー/ロータスが1分45秒台からタイムを記録し始めた。
19アルゲルスアリ/トロロッソ、17ペレス/ザウバーが1分42秒台を記録。
16小林可夢偉/ザウバーがコースイン。セクター1で区間ベストを記録。2番手のタイムを記録した。
<11時20分>
9ハイドフェルト/ルノーが唯一の1分41秒台を記録。
DRS計測開始位置からDRS使用可能位置の間で前車の約1秒以内にいればDRSが使用可能。DRSは、DRS使用可能位置からブレーキを踏むまで使用できる。