F1GP後半戦、マクラーレン・ホンダは“戦える”のか?!

7月末のハンガリーGPで、20戦のうち11戦が終了した。マクラーレン・ホンダが“戦えた”のはハンガリーGPだけ。ここまでの流れでは、比較的低速で、長いストレートがないオンガロリンクのコース特性がマクラーレン・ホンダに味方した、という解釈は正しい。だから後半戦は苦しいという意見は間違っていない。
しかし、パワーユニットが悪いと言われているけれど、ハンガリーGPのオンガロリンクがいかに低速とはいえ、パワーユニットがダメでは三強に次ぐポジションはもちろん、ファステストラップも出せたはずがない。さらに、ホンダがここから先、する“タマ”を用意しているという噂も聞こえている。
簡単でないけれど、そこがF1GPであることを頭に入れて全コース図を眺めると、何かが見えてくるかもしれない。

↑前半の11戦。前半と後半でコースレイアウトを区分けできるわけではないけれど、観る人それぞれの思いを重ねてみると、後半戦が楽しくなるかも?

↑残りは9戦。後半戦で最も気になるのは、もちろん鈴鹿。しかし、最も難しいのも鈴鹿。去年の日本GPの会見でホンダの長谷川祐介F1プロジェクト総責任者は、それを自虐皮肉たっぷりに、「我々はいいコースを持っています」とコメントした。そして、「鈴鹿ほど、クルマの総合力が試されるところはないので、これより悪いところはないかな、と」とも。
いよいよ、来週末から(25日~27日)は、後半戦がスタートする。マクラーレン・ホンダの活躍に期待したい。
[STINGER]山口正己
photo by HONDA




