クライブ・チャップマン、500戦目を迎えるロータスにエール
ロータスロータス・F1・レーシングは、今週末に行われるヨーロッパGPで参戦500戦目を迎える。チームの記念すべき日を前に、チームを創設したコリン・チャップマンの息子、クライブ・チャップマンがお祝いの言葉とともに、チームにエールを送った。
クライブ・チャップマン
「もちろんロータスにとって、500回目のグランプリは重要な節目になる。ロータス・レーシングが母を会場に招待してくれたのは、ありがたいことだ。何といってもヘーゼル・チャップマンほど、ロータスの歴史を間近で見てきた人間はいないのだから。母も行きたがっていたのだが、残念ながら実現しなかった。そこで私が昔のチーム・ロータスと亡き父を代表して訪れることにした」。
「今週末、バレンシアへ出かけることができなくなったため、母が先週スネッタートンで開かれたクラシック・チーム・ロータス・フェスティバルの会場へ足を運び、ロータス・レーシングのT127を含むすべてのロータスが集まっているところを見たのは、いっそう意義深いことだった。母が35台のロータスF1を背にして立ち、歴代のドライバーと記念撮影をしたのは、私や家族にとって、非常に感動的な場面だった。T127かスネッタートンで行った”バレンシアに備えた1周”も、あのイベントのハイライトのひとつになった」。
「ロータス・レーシングが500戦目を祝うこともそうだが、もっとも重要なのはチームが今度の週末も引き続き進歩を続け、実績あるチームを相手に挑戦し続けることだろう。モントリオールの予選でヘイキ(・コバライネン)がもうザウバーを上回ろうかというシーンを見て、本当に興奮した。500戦目という記念のレースが、天候などの要素が絡まない通常の予選でロータスが従来から参加しているチームを上回る予選結果を残す最初のレースとしても、記憶されることを願っている」。