フェラーリ、新モデル「フェラーリ599GTO」を公開
フェラーリは、4月8日に、史上最速のロードカーで新モデル「フェラーリ599GTO」の情報を公式ホームページで初公開した。
究極のV12ベルリネッタとして高いパフォーマンスを目指して開発されたこのモデルは、歴代フェラーリ最速のロードカーとなっている。「フェラーリ599GTO」は、最先端技術を採用したレース専用車「599XX」をベースに開発され、フェラーリの伝統を継承すると同時に、市販車輌としてはまったく新しいコンセプトに基づいて製作された限定モデル。生産数は名前と同じ599台。
このモデルには、サーキットで培った数々のテクノロジーが直接フィードバックされていて、フェラーリのテストトラックとして知られるフィオラノ・サーキットでは、同じロードカーのフェラーリ・エンツォやフェラーリ・F50を上回る1分24秒というラップタイムを記録した。ちなみに、ラップレコードはスクーデリア・フェラーリ・マールボロのF2004を駆ったミハエル・シューマッハが記録した55秒999。
ウェブサイトでのスペシャル情報として、画像、動画、および 「599GTO」 についてのインタビューが掲載。また、4月14日にはモデナのミリタリー・アカデミーで少数のフェラーリの顧客限定でプレビュー・イベントが開催される。「599GTO」の一般公開は、4月下旬に開催される北京国際モーターショーとなっている。
フェラーリ599GTO
サイズおよび重量
全長: 4710 mm
全幅: 1962 mm
全高: 1326 mm
ホイールベース: 2750 mm
フロントトラック: 1701 mm
リヤトラック: 1618 mm
乾燥重量*: 1495 kg
車輌総重量*: 1605 kg
重量配分: フロント47%、リア53%
燃料タンク容量: 105 リットル
トランク容量: 320リットル
エンジン
形式: 65°V型12 気筒
ボア×ストローク数: 92 × 75.2 mm
気筒あたりの排気量: 499.9 cc
総排気量: 5999 cc
圧縮比: 11.2:1
最大出力: 500 kW (670 HP) / 8250 rpm
最大トルク: 620 Nm / 6500 rpm
ギアボックス
F1 6速+リバース
サスペンション
SCM2(第2世代マグネティックライド・コントロール・サスペンション)
タイヤ
フロント: 285/30 ZR20
リア: 315/35 ZR20
カーボンセラミックブレーキ
フロント: 398 x 38 mm
リア: 360 x 32 mm
電子制御システム
CST/F1-Trac(トラクションおよびスタビリティーコントロール)
TPTMS(タイヤ空気圧/温度モニタリングシステム)
パフォーマンス
最高速度: 335 km/h 以上
0-100 km/h 加速: 3.35 秒
燃費
燃料消費*:17.5 リットル/100 km (ECE+EUDC複合サイクル)
CO2 排出
CO2 排出量*: 411 g/km (ECE+EUDC複合サイクル)
*欧州仕様車