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ペレス、再調査するも5グリッド降格に変更なし

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オーストリアで再調査したものの、ペナルティは変わらず。

カナダGP後に下された、サハラ・フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チームのセルジオ・ペレスに対する5グリッド降格処分は撤回されないことが20(金)、FIA(国際自動車連盟)から発表された。

ペレスは、8日(日)におこなわれたカナダGP決勝のチェッカーまで残すところあと1周となった69周目に、ウィリアムズ・マルティーニ・レーシングのフェリペ・マッサと4位争いをしていたが、マッサのすぐ前を走っていたペレスがターン1の手前で突然ラインを変更したため、マッサはよけ切れずに2台は接触、2台とも壁に追突してしまった。

2人は念のためメディカル・センターで検査を受け、運よくどちらも無事だったが、レース後に事故を調査したスチュワードは、ラインを変更したペレスに非があるとして、ペレスは今週末、5グリッド降格のペナルティを与えられた。

しかし、この調査をした時点でペレスはメディカル・チェック中だったこともあり、20日にオーストリア-シュピールベルクでおこなわれたオーストリアGPの金曜フリー走行後に再調査がおこなわれた。

フォース・インディアはペレス不在で調査をおこなったため、当時示すことができなかった新たな証拠があるとして、ペレスの処分撤回を求めたものの、ペレスが主張する、マッサからポジションを守るためにトラック全体を使用する権利があるというレギュレーションに基づいた主張は、それがブレーキング・エリア内でおこなわれていたことで、オーストリアのスチュワードに退けられてしまった。

ペレスが主張する、ポジションを守るためにトラック全体を使用する権利が有効なのは、ブレーキング・エリアの手前までということで、フォース・インディアもこの件に関してこれ以上アピールすることはなく、ペレスは本日おこなわれるオーストリアGPの予選結果から5グリッド降格したポジションから明日の決勝を闘う。

Photo by Sahara Force India
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