アロンソ+マクラーレン・ホンダ、見応え満載の5位!!
日本GPでの悔しさをアメリカで晴らしたマクラーレン・ホンダ!
日本GPをいいところなく終えたマクラーレン・ホンダが、2週間後の10月23日にテキサス州オースチンのサーキットof the アメリカズで行なわれた第18戦アメリカGPで汚名を挽回した。
立役者はフェルナンド・アロンソ。12番手からジワジワと順位をあげ、7番手で迎えた終盤、ウィリアムズのフェリペ・マッサとトロロッソのカルロス・サインツににじり寄り、2台を果敢にパスして5位に食い込む大活躍で、レース終盤のハイライトを演じた。
サインツ+トロロッソをオーバーテイクしたのは最終ラップ。サイドbyサイドの手に汗握るせめぎ合いがスタンドを湧かせた。
ウィリアムズとトロロッソは、トップ3に続くセカンドグループを競う好敵手。その2チームをパスしたことで、マクラーレン・ホンダ・チームの士気は間違いなく高まった。
マッサ+ウィリアムズのインを突いて攻略した時には、マッサがアロンソの鋭い動きに気づかずに切り込んで2台は接触、レース後の審査対象になったが、両者お咎めなしの裁定が下された。
ちなみに、マクラーレンはブレーキングの安定性が高く、それがアロンソの終盤の追い越し劇を協力にサポートしたが、ブレーキ・システムは日本の曙社製。無線のケンウッド社と共に、マクラーレンのテクニカルサポートを行なっている。
また、予選で渋滞に阻まれて19番手スタートを余儀なくされていたチーメイトのジェンソン・バトンも、スタートダッシュを決めて大ジャンプ、以後も安定したレースを続けて、こちらも宿敵トロロッソのダニール・クビアトを追い落して9位に食い込み、マクラーレン・ホンダにシーズン4度目のダブル入賞をプレゼントした。
マクラーレン・ホンダは、夏休み後から調子を上げ、メルセデス、レッドブル、フェラーリの三強に続いていたが、日本GPで躓いた。今回はそれを挽回して”定位置”にポジションを戻し、残り3戦のシリーズ終盤を迎えることになった。
残るは、メキシコ、ブラジル、アブダビ。次のメキシコGPは、アメリカとの連戦で、今週の金曜日にスケジュールが幕を開ける。
◆アメリカGPトップ10
1. ハミルトン+メルセデス
2. ロズベルグ+メルセデス
3. リカルド+レッドブル
4. フェッテル+フェラーリ
5. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
6. サインツ+トロロッソ
7. マッサ+ウィリアムズ
8. ペレス+フォースインディア
9. バトン+マクラーレン・ホンダ
10. グロジャン+ハース
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Photos by McLaren Honda/LAT Photographic
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