開幕戦を占う—その6 プレシーズン・テストから見えた!!
レッドブルは余裕!?
去年のレッドブルといえば、圧倒的なスピードでシーズンを制圧した。”レッドブル退屈症候群”。どんなときでも最速、というイメージがある。
しかし、いまシーズンのテストのタイムを見る限り、もうひとつパッとしないように見えるのは気のせいか。
しかも、3回のテストでは、トラブルも発生し、周回数も、メルセデスが1,182周を消化したのに対して、948周。これは、去年の下位3チームのロータス、マルシア、HRTを除けば、最も少ない数である。
もちろん、テストはテストであり、余裕をかましてレース・シミュレーションのプログラムを高効率で推進し、幕を開けたらはるか先にいた、という状況も考えられなくもない。
とはいえ、規則変更もあって、去年通りの”レッドブル退屈症候群”は、治癒の方向にあることは間違いない?