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フェラーリ、窮地!?

2019年シーズン終盤の第13戦ベルギーGPから第17戦日本GPまで、フェラーリは5連続ポールポジションを奪った。ベルギーGPのスパ-フランコルシャン、イタリアGPのモンツァ、そして日本GPの鈴鹿は、パワーユニットの性能が1分秒に直結する高速コース。

ところが、続くアメリカGPを境に、突然、連続ポールポジションが途絶えた。アメリカGPの前に、他チームから“燃料流量センサー違反ではないのか”との疑義が提出された直後に突然成績が下がったのだ。

フェラーリのマティアス・ビノットは、“仕様変更はしていない”とコメントしたが、その言葉には説得力がなかった。サーキットof theアメリカスで行なわれたアメリカGPでFIAからフェラーリに対して“技術指令書”が通知されたとたんに、“印象的なストレートスピード”が失われたからだ。

違法性が指摘されていたフェラーリのPUに対して、2月末に調査が終わった。違法かどうかが判明したのなら、FIAは結果を公表べきだが、これよ対する言及がないままに、2月28日には、FIAは、スクーデリア・フェラーリのパワーユニットの調査結果に関して、声明を出したが、そこには、フェラーリのパワーユニットの違法性についてはなんの表現もなかった。

これに対して、フェラーリのパワーユニットを使う、フェラーリ、アルファロメオ、ハースの3チームを除く全7チームから、“ちょっと待った!!”の疑義が出された。“透明性を欠いている”との疑義だ。

その7チームは、この動きに強く反発し、「FIAが他のチームから寄せられた質問に応じてのみ行われた数か月の調査の後、私たちはFIAがフェラーリと秘密の和解合意に達したとして、この問題を終結させようとしていることに強く反対する」というステイトメントを出した。

「我々は、この問題について完全かつ適切な開示を追求し、すべての競技者を公正かつ平等に扱うことを保証するという共通のコミットメントを公に表明します。我々は、F1のファン、参加者、および利害関係者に代わってこれを行ないます」。

FIAとの“癒着”(!?)が糾弾されているフェラーリ。開幕に向けて、パワーユニットや車体のインプルーブが最重要課題の今の時期に、面倒な問題を抱え込んでしまった。

コミットメントを提出したのは、以下の7チーム。
*マクラーレンレーシングリミテッド
*メルセデスベンツグランプリリミテッド
*Racing Point UK Limited
*レッドブルレーシングリミテッド
*ルノースポーツレーシングリミテッド
*Scuderia Alpha Tauri S.p.A.
*ウィリアムズグランプリエンジニアリングリミテッド

【F1-STINGER】
photo by FIA

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