「僕とニコの間に問題はない」 — 木曜記者会見 質疑応答
質疑応答ではハミルトンに質問が集中。
木曜日恒例のドライバー記者会見のあとにおこなわれる質疑応答。会見に引き続き次の6名が参加した。
ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
パストール・マルドナド(ロータス)
セルジオ・ペレス(F.インディア)
ダニエル・リカルド(レッドブル)
ウィル・スティーブンス(マノー)
マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)
※ハミルトンに質問が集中したため、ハミルトンの質疑応答のみ抜粋して掲載しています。
Q.ルイスに質問です。上海での週末は、ポディウムの表彰式での一幕に関する報道によって影を落としました。あなたは(ハミルトンにシャンパン・ファイトでシャンパンをかけられた)グリッド・ガールのコメントを聞いたか分かりませんが、彼女はそのことについて(の報道は)ほんの1〜2秒のことに少し騒ぎすぎなのではないかとコメントしています。ポディウムでのことをあなたはどう思いますか? また、メディアの加熱ぶりはモータースポーツではいたって普通のことだと思いますか?
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン):難しい質問だね。今日まで詳しくは聞かされてなかったんだ。確かにチームと会う時には、その週末に何が起きたかは聞くものだよ。それで、僕は運よく週末に影を落とすことにはならなかった。最終的には素晴らしい週末だったよ。僕の行動は興奮状態から来たものだった。僕らがいるのはF1だし、モータースポーツの頂点だからね。僕はチームのためにグランプリに勝って…… 僕はふだん、それを楽しいものだと捉えてる。僕は誰かを軽視したり、困らせようとは決してしてない。たぶん、そうだと思う。僕はどうして人々が事をそんなに荒立てようとするのかわからないけど、たくさんの人が愛してくれるスポーツだし、僕らの個性を見せたり、楽しんだりすることも、それはこのスポーツがどれほど素晴らしいかを反映してるからこそのことだと思う。それが僕がしようとしてることだよ。僕はなんて言っていいかわからない。僕には影響はなかったし、あの女性がそういうふうにコメントしてくれたって聞いてうれしいよ。それとは違う結果になってたり、彼女がそうコメントしていたり、彼女が不満に感じていたらもっと考えないといけないんだろうけどね。
Q.ルイス、あなたはニコ(・ロズベルグ)が(中国GPの)レース後に言っていた、あなたがあまりに遅く走っていたということの意味をちゃんと理解していますか?
ハミルトン:そうだね、それはレースのあとに話し合ったし、どうしてまたその話をする必要があるのかわからないよ。あなたはレース後に僕がコメントしたことは分かってるだろうし、一部の人は間違って捕らえてたけど、なんにせよ、彼らは曲解したがってるからね。そうだね、僕らは前に進んでるし、僕らは週末にまたチームとして一つになれるだろうし、いい仕事をしようとしてる。僕とニコのあいだには何も問題はないよ。今朝は彼に会ったし、すべてが問題なかったよ。彼らは何かしら上手く行ってないとき、そうなるんだろうけど、僕らは成長して、それを乗り越えて行ってる。
Q.先ほどの質問ですが、私が言いたいのは、レースに勝つのは、普通はトラックで一番速いドライバーであるということなのですが。
ハミルトン:僕はそうだったでしょ(笑)
【翻訳:STINGER】
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team