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ロズベルグ「月曜日の夜、僕は引退を決意した」 — 引退表明 ロズベルグ最後のリリース

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支えてくれたすべての人に感謝し、引退を決意したロズベルグ。

メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームは2日(金)、同日に電撃引退を発表したニコ・ロズベルグの現役F1ドライバーとして最後のリリースを発表した。

◆ニコ・ロズベルグ

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「レースをしてきたこの25年、F1ワールドチャンピオンになるっていうのは僕の夢のひとつだった。ハードワーク、痛み、犠牲を乗り越えて、それをつかむのが僕の目標だったんだ。それで、今それをやり遂げた。僕は僕の山を登り、テッペンまで登りつめたから、正しいと感じてるよ。今一番強く感じてる気持ちは、この夢を実現するために応援してくれたみんなに対する深い感謝だよ」。

「今シーズンはものすごくタフだったんだ。ガッカリだったこの2年のあとで、どのエリアもクレイジーなくらいにプッシュしたよ。それが、これまでに経験したことがないほどモチベーションのレベルを高めてくれた。もちろん、それは僕の大好きな人たちへも影響した。家族みんなが犠牲を払って努力してくれたおかげだし、僕らの目標のためにすべてを後回しにしたんだ。僕の妻、ビビアンには感謝するのに十分な言葉が見つからないよ。彼女は素晴らしかったからね。彼女は今年が大きな1年で、僕らはそれをつかむチャンスがあったことを理解してくれてたし、毎戦のあいだに僕が完全に充電できるような環境を整えてくれたし、僕らの娘の世話を毎晩しながら、大変なときは引き受けてくれて僕らのチャンピオンシップを第一に考えてくれた」。

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「鈴鹿で勝って、タイトルを制することができるかどうかが自分の手にゆだねられた瞬間から、同時に大きなプレッシャーが襲ってきたんだ。それで、もしもチャンピオンになれたらレースのキャリアを終えることについて考え始めたよ。(最終戦の)アブダビの日曜日の朝、僕の最後のレースになるかもしれないことはわかってたし、それでスタートの前には頭はスッキリしてた。経験できるすべてを楽しみたかったし、それが最後かもしれないってこともわかってた。それでシグナルが消えて、人生でもっとも激しい55ラップになった。(レース翌日の)月曜日の夜、僕は引退を決意したんだ。一日考えて、最初にビビアンとゲオルク(・ノルテ/ロズベルグのマネジメント・チーム)に話して、それからトト・(ウォルフ/メルセデス-ベンツ・モータースポーツ/代表)に話したよ」。

「この決断を下すうえで唯一心苦しかったのは、僕のレーシング・ファミリーを困難な状況に立たせることになるってことだった。だけど、トトは理解してくれたよ。彼は僕が完全に納得してるってことをすぐにわかってくれたし、僕はそれで安心したよ。僕のレースでのもっとも輝かしい業績は、素晴らしい人々からなるチーム、シルバーアロー(メルセデスのマシン)とチャンピオンシップに勝ったことだよ」。

「今、僕はその瞬間を最大限に楽しもうとしてここにる。今は来週を味わって、シーズンを振り返って、これから待ってるすべての経験をエンジョイする時間がある。そのあとに、僕の人生の次のコーナーを曲がって、これから僕の人生でなにが待っているか見てみるよ」。

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【翻訳:STINGER】
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
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