リカルド、「あのポディウムの味を知りたい!」 — 【イタリアGP プレビュー】
◆ダニエル・リカルド
「最近のモンツァでの最大のチャレンジはブレーキング・ゾーンだね。最初のシケインがその際たる例だね。F1のマシンに乗って、一年で最高レベルの速度で最初のシケインに入っていって、1年で一番タイトなコーナーに入ってブレーキングするからね。さらに、一年で一番ダウンフォースが少ない(ストレートに強いがコーナーに弱い)状態でそれをやらないといけない。それは、マシンがかなりスライドするってことだけじゃなくて、減速までに時間が長くかかるってことだね。ブレーキをロックさせる余裕もないし、同時にペダルを踏みすぎてタイムをロスするわけにもいかない。だから、ずっと集中してないといけないんだ。僕は超長いストレートをそんなに走りたいってワケでもないし、矢継ぎ早に迫ってくる要求の厳しいコーナーを抜けていくのに比べると、そっちの方(ストレート)が退屈なのはわかるけど、モンツァだけは例外だね。たくさんの観客の前で走り抜けていくと、アドレナリンが全開になるんだ! それに、モンツァの観客はワイルドだからね。みんな明らかにフェラーリのことしか考えてないけど、彼らはいつも僕にはかなり寛大だよ。あのすばらしいポディウムに上って、どれだけのものか味わいたいね!」
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:Infiniti Red Bull Racing / Getty Images