F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

グリッド=2位 / 決勝=1位

「圧倒的な瞬間だね。初めてのブリティッシュ･チャンピオンシップを思い出したよ。父さんと一緒に帰りのクルマで”ウィー･アー･ザ･チャンピオンズ”を歌ってね。母さん、父さん、僕のすべての家族と、僕の家族がどれだけ尽くしてくれたんだろう。それから僕のファンのことも考えたよ。彼らは僕にスゴいパワーを与えてくれたし、僕を見て彼らが夢や望みをあきらめない気になってくれたらうれしいね。今日のレースは本当にアメージングで、どんな可能性もあったんだ。最後の10〜15周は凄かったね。とにかくクレイジー、クレイジーなレースだったよ。リードしてたけど4位まで下がって、コンディションも本当にトリッキーだった。それにニコ（･ロズベルグ）もかなり上手く走ってた。最後までずっとこう考えてたよ。チャンピオンまですぐそこで、どうすれば手にできるんだろうって。そのにおいがするぐらいにあともう少しだって分かってたけど、それをつかめるって確信をずっと持てなかった。アイルトン（･セナ）に並べたなんて信じられないね。彼に憧れてたから、（彼がしたように）3回タイトルを獲ることがずっと目標だったからね。もう今は誰にも肩を並べようと思ってない。できる限り長くやって行きたいだけだよ。ドライバーなら戦場がどこであろうと勝ちたいものだけど、これは究極のゴールだからね。チャンピオンシップが持つ意味は”偉大さ”なんだ。自分自身と自分のチームのね！ チームはアメージングだった。彼らには心底感謝してる。このチームとなら勝てると思ったし、だから移籍してきたんだ。それで、それをやってのけたよ！」

【翻訳：STINGER】