F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

「かなりトリッキーな一日だったよ。トラックのレイアウトは問題なかったけど、新しい路面がかなり滑りやすくてね。あちこちでいくつものマシンがスライドしてたし、ときどきF1と言うよりまるでラリーで走ってるって感じるくらいだったよ！ 今回のタイヤはちょっとコンサバだけど、それは誰にとっても同じことだからね。高地と空気の薄さから、かなりのスピードになるってことは最初からわかってたし、みんなダウンフォースを最大にして走ってただろうね。ただ、僕としては普通のダウンフォース･レベルの方がいいかな。ラップを重ねるごとにトラックのコンディションは改善して、路面のグリップレベルは上がって行くけど、ほかのレース以上にトリッキーな状況になるのは間違いないだろうね。2回目のセッションでロングランを走ってたときにちょっと雨が降って来て、僕はリスクを冒したくなかったから雨が降ってくるのを確認するたびに速度を落としたよ。明日もまだマシンのセットアップを煮詰める時間があるし、どうなるか見てみよう。一番いい状況にできるベストを尽くすよ」。