バトン「パッケージを最大限に活かせると期待してる」 — 【中国GP プレビュー】
マクラーレン・ホンダ【中国GP プレビュー】
◆ジェンソン・バトン
— サーキットについて —
「上海インターナショナル・サーキットは面白い”要求”の組み合わせを持ってる。低速、中速コーナーがかなりあるし、それらがかなり長い2つのストレートにつながってる。そのうち一つは1.17kmもあるし、シーズン最長のストレートだね。タイヤにもパワーユニットにもストレスがかかる場所だけど、今年のパッケージはこれまでに苦しんできたほど苦労しないで済むと期待してるよ。カギはセットアップの準備だね。空力バランスの調整を金曜日の最初から進めて、新品タイヤがいつもすぐ磨り減るのが厄介だね」。
「僕らにとってラクなレースにはならないし、コンディションはオーストラリアやバーレーンとは大きく違うだろうけど、MP4-31の特性をテストして、この手のトラックで気温が低い中でマシンの挙動を可能な限り把握するにはいいだろうね。訪れるサーキットすべての変化、変数を考慮して、可能な限りデータを収集することが重要だから、シーズン後半にはそれを適応させられるだろうね。長いシーズンだし、毎レースで改善して前進していくことを期待してるよ」。
— 中国GPについて —
「バーレーンのレース・ウィークエンドは僕の方向の陣営にとってはほろ苦い結果だったよ。マシンのハンドリングや特性の理解を深め続けて、パフォーマンスはオーストラリアからもう一つステップを踏めたことを確認できてたし、毎戦新しいパーツを持ち込んでるわけだからね。金曜日のフリー走行はすごくポジティブなものだったけど、あいにくそれを予選に持ち越すことができなくて、レースでは信頼性の問題に苦しめられたよ。そうは言っても、マシンがパワーを失ったポイントまではマシンの感触はすごくよかったし、きっとその勢いを上海にも持ち越して、パッケージを最大限に活かせると期待してる」。
「いつもように、信頼性に関してはハードに取り組まないとね。僕らはその部分に関して改善できてるのは間違いないけど、100%に達してないなら十分とは言えないワケだし、、この改善の強みを活かして僕らに見合ったポイントを持ち帰って、僕らのすべての努力の成果を証明することが重要だよ。中国GPはここまでの2戦とはかなり違うチャレンジだけど、僕はこれまでここでのレースを楽しんできた。2010年には勝ってるし、それはすごく思い出深くて、素晴らしいレースだったよ。とにかく変わりやすいコンディションがどれだけ状況をごちゃ混ぜにするのかを示してたからね。だから今週末はもっとエンジョイしていいレースをしたいし、一番重要なことはチェッカーを受ける(まずはフィニッシュする)ことだね」。
【翻訳:STINGER】
Photo by McLaren Honda
※リリースの内容はオリジナルと同じですが、一部構成をSTINGERで加工しております。