グロジャン、「もっと改善できるエリアがまだたくさん残ってる」 — 【スペインGP プレビュー】
ハース・F1・チーム【スペインGP プレビュー】
◆ロメイン・グロジャン
Q.4戦中3戦でポイントを稼いでバルセロナに戻るわけですが、プレシーズン・テストで最初にバルセロナに来たとき、22ポイントを稼いでドライバーズ・ランキング7位に立ってスペインGPに戻ってくることになると思っていましたか?
ロメイン・グロジャン(以下、グロジャン):いや、正直思ってなかったよ。ランキングに関しては自分に目標を課したくはないからね。もしも僕が自分たちがどこに着けて、どこまでできるか考えていたとしてら、間違いなく誰が予想していたよりもいい位置に着けてるよ。中国は僕たちに現実を突きつけてくれたいいグランプリだったし、いくつかのことを理解することができた。ロシアも同じようによかったね。(ロシアで)最後に8位に着くためにハードワークをこなしたよ。僕らは予想以上に上手くやってるけど、やることはやらないとね。僕らは4戦中3戦でポイントをゲットしてきた。誰もが改善してきてる中でね。もっと改善できるエリアがまだたくさん残ってるよ。ここまですべて偉業を達成してきたし、この流れを続けていかないとね。
Q.バルセロナはハース・F1・チームにとって最初にして初めてプレシーズン・テストで事前に得たデータを持っている会場です。サーキットに向かう前に事前にデータがあるということはどれだけ重要でしょうか?
グロジャン:コンディション、気温、それからすべてがまったく違う状況になるにしても、冬のテストから得たデータがあるっていうのは間違いなく役に立つよ。タイヤも同じように違ってくるね。冬のテストはスーパーソフトを使ってなかったし。ただ、それでも十分だと思う。最初のマシン・セッティングの役に立つかは分からないけど、それは僕らが済ませたことを2重にチェックして、冬のテストからの方向性が正しかったかどうかを確認する役に立つよ。
Q.バルセロナでテストしてから2ヶ月が経過しています。当時と現在ではトラックはどう変化していると思いますか?
グロジャン:もっと熱くなってるね!基本的にバルセロナはいい天気に恵まれるから。みんなよく分かってる通り、トラックに変化はない。ただ単にコンディションだけが違うんだ。路面温度は大きな役割を果たすし、特にバルセロナの最終セクターはタイヤがオーバーヒートしやすい。それ以外はあんまり違いはないかな。
Q.バルセロナのコーナーの組み合わせとタイヤを消耗しやすい路面は、マシンを走らせるうえで身体的な負担はどれほど大きいのでしょうか?
グロジャン:第1セクターみたいな高速コーナーがいくつかあるし、それから最終セクターみたいに低速セクションやコーナーがあるから、かなり負担は大きいね。それはマシンを見極める上で役に立つよ。高速コーナーでは十分なダウンフォースがあるのか、低速コーナーではメカニカル・グリップが効いてるのかを示すことができるしね。僕らにとっては楽しみだよ。冬のテストでバルセロナを速く走るためにはどこを改善すべきかは分かってる。きっとそれはレースでも活かせるハズだよ。僕らがしてきたすべてが、それからアップデートが期待通りに機能してくれるか確かめるのが楽しみだよ。
【翻訳:STINGER】
ドライバー顔写真:RENAULT SPORT FORMULA ONE TEAM
※リリースの内容はオリジナルと同じですが、一部構成をSTINGERで加工しております。