ハミルトン、「ダニエルのストップがなければ勝てなかった」 — 【モナコGP (日)】
メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム【モナコGP 決勝 / コメント】
◆ルイス・ハミルトン(F1 W07 Hybrid/01)
グリッド=3位 / 決勝=1位
「ここで勝ってから8年ぶりの勝利だし、(自身のカーナンバーと同じ)44勝目を挙げるのにこれ以上にふさわしい場所はないだろうね! なんて凄い日だったんだろう。思い出せる中でも特にハードなレースのひとつだったと思うよ。ゾーン(レーシング・ライン)に留まるためにはどんなミスも犯せなかったし、トップに立てたなんて信じられないよ。ファンジオ、モス、ヒル、セナといったこのレースの偉大な勝者たちのことを考えながら毎日ここを歩いてたし、またそこに僕の名前を加えられるなんて本当にアメージングな気分だよ。僕は戦略決定に関して自分の意見を押し通すことはあんまりないんだけど、チームが最初にボックス(ピット)に入るように指示をくれたとき、路面が乾いていくのが見えてたし、タイヤはまだかなりいい感触だったんだ。だからチームにはすべてを説明して、彼らはそのままトラックに留まるようにと言ってくれて、それが凄く上手く行ったんだ。とにかくタイヤをケアし続けて、路面が乾き始めてみんながインター(ミディエイト/ドライとレインの中間のタイヤ)に履き替え始めたときに少しぺースを上げたんだ。その段階で(インターに交換した)彼らのタイムに匹敵する速さがあったし、”乾ききるまではこのままでイケる”って思ったよ。最初の2セクターはほとんど乾いてたから、その留まってる期間中はかなりトリッキーだったよ。スリック(ドライ・タイヤ)に履き替えたときは氷の上を走ってるような感覚だったね。プッシュするのがどれだけ難しいのかわかってたし、(ダニエル・リカルドに)かなりギャップを詰められてた。彼が不運なピットストップをしていなかったら前に留まり続けることはできなかっただろうね。ただ、そういうのは起こるべくして起きるものだし、今日のその理由は僕の44勝目だったってことだよ」。
【翻訳:STINGER】
ドライバー顔写真:MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
※リリースの内容はオリジナルと同じですが、一部構成をSTINGERで加工しています。