F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

グリッド=10位 / 決勝=5位

「今日はトラックで何が起きたのか、まったくわからないよ。とにかくパワーがなくてね。まるでERS（エネルギー回生装置）なしみたいに感じるエンジンモードで長いこと走ってたんだ。ステアリングのスイッチには何百通りもの組み合わせがあるし、どれだけ勉強してもそのすべては覚え切れなくてね。何がおかしいか解決するために、（ステアリングの）モニターを見ながら走ってたんだけど、間違ってるところは何も見つからなかった。そういう複雑さや今の技術規定だとトラックでそういうことを処理できずに足かせになることがどう利益につながるのか、まったくわからないよ。レースができなくて本当に残念だよ。もしそれを解決できていれば、僕もショーの一部に加われたと思うし、前のライバルたちと戦って行けたと思う。残り10周のところでなんとかできたけど、前を走るマシンから10秒以上ギャップがあったから、あのタイミングじゃなにもできないよ。実際、エンジンをセーブするためにパワーを下げてたしね。今シーズンの残り（のパワーユニットの数）はそんなに多くないことはわかってるからね。5位でポイントをゲットできたし、次のレースで持ち直すようにトライするよ」。