F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

「ホッケンハイムはこれまで2つの違う構成を持ってたし、歴史もたくさんある。ファンは彼らのレースが大好きなんだ。僕らのマシンはへヴィ･ブレーキングに強いし、広いコーナーと高速ストレートはハンガリーほど必要じゃないよ。ベストなマシンは高いストレート･スピードを誇るマシンだからトリッキーな週末になるだろうね。だけど、MP4-31はバランスが取れたマシンだし、コーナーの出口でのトラクションがいいから、ラップのどこかでタイムを稼げるかもしれないね」。

「あそこにはオーバーテイクできるポイントがいくつかあるし、ストレートでDRS（可変リヤウイング）やスリップ･ストリーム頼りにならずに済むから、楽しいチャレンジだよ。アスファルトはスムーズだし、ポジションを上げるために必要なラバーはきっと週末通してしっかりノッてくれるだろうね。過去のクレイジーな構成を覚えてるよ。巨大なストレートに面倒なシケインと、セットアップはトリッキーだった。現行のレイアウトはかなり違ってるけど、接戦を演出するレイアウトに設計されてるのがわかるよ」。

「先週の日曜日のハンガリーは（チームメイトにくらべて）僕の方向の陣営にとってすごくガッカリな結果だったよ。レースまで週末通してかなり見込みがあったし、日曜日はすべてが間違った方向に進んじゃった感じだった。それでも、それもレースの一部だし、フェルナンド（･アロンソ）はここ数戦の不運を分けてくれたみたいだから、彼がポイントをいくつかゲットしていいぺースを維持してたのはいいことだよ」。

「ドイツで僕らの勢いを回復したいし、夏休み前に2台そろってポジティブなレースを楽しみたいね。先週末が終わって肝心なことは信頼性に焦点を合わせることだった。信頼性さえあれば、少なくとも僕らのトラックでのポジションを見極めて、ポイントを稼げる位置にいられるだろうね。今週末、上手くいけばいくつかサプライズが起こって、2台そろってスムーズな週末を過ごせるだろうね」。