ロズベルグ、「ルイスがどれだけつらいかわかる」 — 【マレーシアGP (日)】
メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム【マレーシアGP 決勝 / コメント】
◆ニコ・ロズベルグ(F1 W07 Hybrid/05)
「ここには勝ちに来てるし、それが上手く行かなかったから満足してるとは言えないよ。1コーナーの一件のあとの見通しは真っ暗だった。僕はこのレースは終わったと思ったし、続けられるなんて思わなかった。まるで制御の利かない4度のワールドチャンピオン魚雷(セバスチャン・フェッテル)に撃墜されたみたいに感じたよ! ピットに、かなりハードにヒットしたって報告したんだ。運よく戦線に復帰することができたよ。とにかく食らいついて突き進んで行ったんだ。何度か素晴らしいバトルを経て、闘いながら前進して行ったからそれをすごく楽しんだし、ポディウムにまで戻れたんだから嬉しかったよ。正直、一番最後からポディウムに立てたなんて信じられないよ! キミ(・ライコネン)とのインシデントのあと、ペナルティをもらったのには驚いたよ。あるポイントで仕掛けて、チャンスが見えたからそこを突いたんだ。クリエイティブでいる必要があるし、どんなものでもチャンスがあればそれをつかまないとね。アグレッシブなアタックだったと思うけど、正直なところ問題はなかったと思ってた。僕たちはそのためにレースしてるんだから! ただ、その裁定を受け入れるし、それは結果に影響しなかったのはラッキーだったよ。フェラーリよりもいい位置に着けたしね。(ペナルティで受けた)10秒のギャップを取り戻すために全力を尽くしたけど、ルイス(・ハミルトン)に起きた問題のあとは、終盤に全力で走ることをためらわさせられたから、同時にエンジンをセーブしてたんだ。ルイスにとっては厳しい一日だったと思う。そういうとき、どれだけつらいかわかるよ。僕もキャリアで何度か経験したことがあるから。2014年のアブダビみたいにね。それは恐ろしく感じるけど、彼はきっと強くなって戻って来る。彼はファイターだからね。ただ、それは僕に、とにかくレースを一つずつこなして行かなきゃっていう基本を思い出させてくれる。次にどうなるかなんてわからないし、考え方を変えることはないからね。次の鈴鹿のレースでもまた優勝を目指すよ」。
【翻訳:STINGER】
ドライバー顔写真:MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team