移籍、残留、それとも? — アメリカGP木曜記者会見
シーズンも佳境に入った現在、それぞれのドライバーのターゲットは?
木曜日恒例のドライバー記者会見。今回は次の6名が参加。
バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
ロメイン・グロジャン(ハース)
ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
ニコ・フルケンベルグ(F.インディア)
ケヴィン・マグヌッセン(ルノー)
セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)
※ハミルトン以外のドライバーのコメントを抜粋して掲載してあります。
■ハミルトンの会見の模様はコチラ
ボッタス、フルケンベルグ、マグヌッセン、フェッテルはそれぞれのチームとの契約について、チームのホームGPで100戦目を迎えるグロジャンは重要な一戦への想いをそれぞれ語った。
Q.ニコ、あなたから始めましょう。来年のルノーのドライバーとして最初に発表されました。おめでとうございます。(F.インディアからの移籍は)あなたにとって正しい選択だったのでしょうか? 決め手はなんだったのでしょう?
ニコ・フルケンベルグ(以下、フルケンベルグ):そうだね、現時点の僕のキャリアにとって正しい選択だったと思うよ。フォース・インディアとは長いこと一緒にやってきて、(今年は)チームとの5年目の年になる。一緒に成功を成し遂げてきた。だけど、新しいチャレンジに挑むときだって感じてね。F1に来てからいつもマニュファクチャラー・チーム(自動車メーカーが母体のチーム)のためにレースをしたいと思ってたしすごくいいチャンスだったよ。タイミングも完璧だったしね。だから僕の側からするといい決断だったと思う。
Q.ケヴィン、あなたの番です。あなたはニコ(・フルケンベルグ)のチームメイトとしてチームに留まるのでしょうか? それとも別の道を模索しますか?
ケヴィン・マグヌッセン:僕は彼のチームメイトとしてチームに残りたいね。それが僕の目標だし、そうなることを願ってる。たぶん、どうなるか発表できるまでそんなに長くかからないハズだよ。
Q.バルテリ、あなたのプランはどうでしょう? あなたはF1のキャリアで一つのチームにもっとも長く留まっている記録を持っています。決断のときでしょうか?
バルテリ・ボッタス:決断のときっていうのは僕がウィリアムズに留まるかそうじゃないかって意味だよね。来年どうなるか、状況が固まるにはまだもう少し時間が必要だよ。ただ、そうだね、それは素晴らしい記録だよ。チームと一緒に素晴らしい時間を過ごして来たし、いい結果も残してきた。ただ、僕にはまだ一緒に何かすることがあると感じてる。とにかく見守ろう。
Q.ロメイン、今週末はあなたの100戦目で、ハース・F1・チームの初めてのホームGPという重要な週末です。なんとふさわしい舞台でしょう。チームは、従業員やその家族をレースに迎えるために、どんな特別な準備を進めていますか?
ロメイン・グロジャン:月曜日にシャーロット(ノースカロライナ州)に到着してね。それからノースカロライナのファクトリーとNASCARのファクトリーを見に行って、いくつかメディアの仕事もこなしたよ。もちろん、ノースカロライナで働くたくさんの従業員たちはここに観に来てくれるだろうね。メインの拠点はヨーロッパだから彼らとは頻繁に会うことができないし、それは素晴らしいよ。楽しくなりそう。100戦目がチームのホームだなんて、とにかく最高だね。
Q.セバスチャン、あなたとフェラーリの契約は2017年末で切れますが、それを延長する交渉がそろそろチームで始まると予想していますか?
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):そうだね、僕ら全員が残りの4レースに集中してるし、来年の準備に集中してる。正直、今のターゲットはそこだと思うよ。だから今それを深く掘り下げるのは重要じゃないと思う。来年に向けての僕の契約は何も問題がないし、ファクトリー内、マラネロではいろんなことがおこなわれてると思う。僕らはすごく忙しいし、僕が焦点を当てたいのはそこだからね。
Q.ニコ、日本でバルテリを抜いたときに、「またあとで」と言っていたのを無線で聞きました。それはどういう意味ですか? レースのあとで会おうということなのでしょうか? それとも来年ルノーで(チームメイトとして)会おうということでしょうか?
フルケンベルグ:特に意味はないよ(笑) 。 自然に出てきてね。パスした数秒後のことで、僕はパスできたのがただ嬉しくて、ただ口にしただけだよ。
フェッテル:なんで彼にまた会いたかったの?(笑)
フルケンベルグ:そう、なんでだろうね(笑)。
【翻訳:STINGER】
Photos by
Force India F1 Team
Renault Sport Formula One Team