F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆セバスチャン･フェッテル（シャシー311）

「ミディアムの方が速いってことがかなりハッキリしてると思うけど、今日はどのマシンも滑りやすかったね。グリップレベルはかなり低いし、何年も前から見てきたように、それは別に異常なことってワケではないね。冬のテストと夏のトラックだと、後者の方がだいぶ遅くなるんだ。（路面のグリップ向上のために）マシンがここを走ることはいつも助けになるし、今日はみんなだいぶ走り込んでたみたいだね。もちろん、日曜日には改善するだろうけど、全体的なコンディションは変わらないだろうね。日曜日はちょっと涼しくなるみたいだから、それがプラスに働くと思う。マシンは改善できると思うけど、まだメルセデスとのギャップはあるよ。今日のラップはベストってワケじゃなかったけど、こういうコンディションは誰にとっても難しかったと思ってる。僕らにとって、1ラップでの2つのコンパウンド同士の性能差はかなり大きくて、ロングランでもほとんど同じ状況なんだけど、あちこちでスライドする状況だとマシンのパフォーマンスを最大限までキッチリ引き出すことはできないからね。今日はみんなかなりスライドしてたし、マシンに取り付けた新しいパーツを公正に判断できたわけじゃないよ。ただ、一番大事なことは、そこに関して何も間違ってないってことだよ。期待通りに機能してくれたし、上手くいけばそれを基に進めて行けるよ」。

【翻訳：STINGER】