かつての最年少王者が最年長ドライバーに — オーストラリアGP木曜記者会見 質疑応答
初めて”最年長”になったハミルトン。
木曜日恒例のドライバー記者会見のあとにおこなわれる質疑応答に、引き続き次の6名のドライバーが参加。
バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
ケヴィン・マグヌッセン(マクラーレン)
ダニエル・リカルド(レッドブル)
マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)
セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)
※質疑応答のの中から抜粋したものを掲載しています。
今回はF1最年少デビューを果たすマックス・フェルスタッペンに対するアドバイスについて、先輩ドライバーたちがコメントした。また、ケヴィン・マグヌッセンは、フェルナンド・アロンソが次戦のマレーシアで復帰できるどうかについてコメントを求められた。
Q.セバスチャン、あなたはキミ・ライコネンと長いあいだ親しい関係を築いていることが知られています。同じチームで闘うことによって、友情にヒビが入る心配はありますか?
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):いや。正直、それはないね。僕はキミのことをよく知ってるからね。僕らはお互いを尊重できると思ってる。彼は真っすぐで正直だし、そこはすごくありがたいよ。確かに、僕らはトラックではお互いを打ち負かさないといけないけど、それは当たり前だし、もしも何かあったとしても、僕らは話し合って解決できる年齢だからね。
Q.ケヴィン、あなたはフェルナンドと連絡を取りましたか? また、彼の現在の状況について話していただけますか? 彼はマレーシアで復帰できるでしょうか?
ケヴィン・マグヌッセン(以下、マグヌッセン):彼とは連絡を取ってなくて、彼はツイッターで僕が上手く行くことを祈ってくれて、それにお礼を返しただけだよ。彼に調子を聞いたわけじゃないけど、彼は元気だって聞いてるし、彼の幸運を祈ってる。これ以上については話せないよ。僕はそれ以外のことは知らないから。
Q.マレーシアに関してはどうでしょう?
マグヌッセン:とにかく待つ必要があるね。僕には分からないよ。
Q.みなさんの中のどなたか、年上の兄弟として、最年少の弟のマックスに何かアドバイスができる人はいませんか?
フェッテル:誰がその兄弟なのか指名してよ、全員彼より年上だよ(笑)
Q.(笑)では一番最近、同じ境遇にあったひとりのダニエルに。
ダニエル・リカルド(以下、リカルド):そうだね、えーと、僕は今カメラに向いてるけど、僕はマックスに話しかけてる。これまで彼が経験してきた中でもカメラの台数は一番多いだろうね。彼らはなかなかフレンドリーだし、彼らはOKだから、とにかく楽しむことだと思うよ。マシンを走らせて、ここにいる一番の理由が何なのかを思い出す。金曜日、土曜日、日曜日と、その時間を楽しんで、そうすれば残りの部分は付いてくるはずだよ。
Q.ルイス、何かありがたいアドバイスはありますか? あなたがデビューしたときはマックスよりも5歳年上でした。22歳のときでしたよね?
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン):たぶんそうかな。え、この中で僕が一番年上のドライバーだって今気がついたよ! (ほかが全員年下の会見は)初めてだよ。 うっそ! マックスは97年生まれてこと?
マックス・フェルスタッペン(以下、フェルスタッペン):そうだよ。
ハミルトン:うっそ! 97年は僕がマクラーレンと初めて契約した年だよ。信じられない。きみにあげられるアドバイスはたいしてないかな。
フェッテル:彼が若いにもかかわらず、彼はたくさんの経験を積んできたハズ。彼は速いし、そうじゃなきゃここにはいられないよね。だから彼にアドバイスはそんなに必要ないと思うよ。気楽に行くことかな、たぶんね。
Q.マックス、17歳で世界中を飛び回って、尊敬するドライバーたちの中に混じって行くわけですが、若干17歳でそこに加わることをどう感じますか?
フェルスタッペン:そうだね、正直、僕は小さいころから父(ヨス・フェルスタッペン)がレースをしてたし、僕はそれを見て育ったからね。僕にとっては初めてのことではないし、とにかくやるだけだよ。
【翻訳:STINGER】
Photos by
Getty Images/Red Bull Content Pool(ハミルトン、リカルド)
SCUDERIA Toro Rosso / Getty Images(フェルスタッペン)
Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA(フェッテル)