スーティル「タイヤの熱入れが挑戦になる」 — 【イタリアGP プレビュー】
◆エイドリアン・スーティル
モンツァでのレース・ウイークエンドは、F1の人気とティフォシ(イタリアの熱狂的ファン)がいるから、いつもすごく特別なイベントになるよ。イタリアにはすばらしいファンがいるし、彼らが醸し出す雰囲気がトラックを包むんだ。間違いなく僕のお気に入りのグランプリの一つだね。サーキットはカレンダーの中で最速の部類の一つで、(今年の)新しいエンジンのおかげで、ストレートでのトップスピードは面白いことになりそうだよ。マシンにはブレーキングで安定性が必要で、最初のシケインでは時速約340kmから時速60kmにまで落とすし、縁石も踏まないといけない。ロング・ストレートでは高いトップスピードが必要だから、ダウンフォースをかなり低くする必要があるね。ピレリは今回、ミディアムとハードのコンパウンドを選んだから、僕らにとってはタイヤの温度を上げるのはチャレンジになるよ。ドイツGPが終わって、モンツァでのレース・ウイークエンドもチームにとってホームレースだよ。トラックは、スイスにあるチームの拠点からそんなに遠くないからね。イタリアGPにはすばらしい歴史があるし、あそこでレースをするのが楽しみだよ」。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:Sauber F1 Team / Sauber Motorsport AG