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佐藤琢磨 インディカー参戦発表会全録 1

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18日、都内のイベント会場で佐藤琢磨のインディーカー・シリーズ参戦発表会見が行われた。会見にはKVレーシング・テクノロジーからシリーズ参戦する佐藤琢磨が出席し、参戦について語った。また、チームの共同オーナーを務めるケヴィン・カルホーベンとジミー・ヴァッサーもインターネット中継で会見に参加した。

佐藤琢磨(以下、琢磨) みなさん、お久しぶりです。長い間、こうしてみなさんの前に出る機会が無かったので、変に緊張しちゃっています。

まず、今日、この場でレース復帰できるということを発表できるということが、なにしろ嬉しくて、喜びを抑えれない気持ちでいっぱいです。これまで、約1年半レースに参戦できないという非常に悔しい時間を過ごしてきましたが、今日この日から全く新しい形で出発できることを楽しみにしています。2010年のインディカー・シリーズに参戦できる、それもKVレーシングという非常に歴史もあり、クオリティもものすごく高いチームからの参戦となります。

この一週間というのは、僕自身も何日に何をしたのか忘れてしまうくらい忙しい日々をおくりました。自宅のあるモナコを出発して、始めにKVレーシングの本拠地であるインディアナポリスに入りまして、そこで元チャンピオンであり、共同オーナーのジミー・ヴァッサーをはじめ、チームのスタッフ全員と初めてお会いして、チーム全体を見て、本当にモチベーションが上がるくらい素晴らしいチームでした。すぐにシート合わせをしまして、エンジニアリング・サイドと色々な話をして、約3日間くらいインディアナポリスで過ごしました。その後、フロリダ州にあるセブリングというサーキットに移動しまして、シェークダウン・テストを行いました。

その日は15日の月曜日で、一日中ほかのドライバーのテスト・プログラムが組まれてたのですが、チームが、なんとか僕を乗せたいという気持ちを表してくれまして、サーキット側と交渉して、最後の一時間という短い間だったのですが、僕を乗せてくれるという嬉しいサプライズがありました。そこで初めてインディカーのマシンに乗ってきました。コックピットに戻ったのは2008年の12月のテスト以来だったので、嬉しくて、最高のプレゼントをもらった子供のような気持ちでクルマに乗りました。初めてのクルマ、初めてのサーキット、そして初めてのチームメンバーでしたが、その一時間の中で非常に内容の濃いセッションを送ることができました。

自分自身、まだまだクルマのことを勉強しなくてはならないのですが、本当に自然体で走ることができました。今後、シーズンを戦って行く上での最初の第一歩として、素晴らしい出だしだったと思います。

佐藤琢磨、インディカー参戦発表会全録 2に続く。
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