ピレリ・タイヤ・テスト 1日目
ピレリのタイヤでトップタイムを出したマッサ。
11月19日、ヤス・マリーナ・サーキットで行なわれたピレリ・タイヤのテスト初日は、12チーム13名のドライバーによって行なわれた。フォース・インディアが、二人のドライバーを午前と午後に分けてテストを行なった。
9時から始まったテストで、来年から3年間、F1用として提供されるピレリ製のタイヤを履いて最初にコースインしたのはトロ・ロッソのJ.アルゲルスォリだった。
テストは、温度は25℃で始まり、終了の17時には37℃に達したが、大きなアクシデントもなく、テストは、それぞれのドライバーが平均して70〜80周を記録した。
ピレリから、初日に各チーム供給されたのは、4セット。ソフトとミディアムと紹介され、ブリヂストンが2010年シーズンに用意していた4種類のうち、中間の2種類に近い特性のものと思われる。
明日も、同じ数のタイヤがチームに届けられる予定。
ピレリのポール・ヘンベリー・レース部門ディレクターは、「初日の素晴らしい進行具合に満足している」と語った。「多くのデータやアドバイス、励みになるコメントも集めることができた。これまでのところ、すべてが予定通りに進んでいる。特に、信頼性と安定性、フロントタイヤの回頭性に満足している。ラップ数が多く、タイヤラバーが路面に載った。チームは、来年に向けて、有用なデータを集めることだできたと思う」。
ピリレは、ヤス・マリーナ・サーキットでの明日までの2日間に続いて、2011年2月の公式テストに向けて準備をしていく予定である。
また、トヨタTF109を使った先行テストのドライバーだったペドロ・デ・ラ・ロサ、ニック・ハイドフェルト、ロメイン・グロジャンもテストに立ち会い、デ・ラ・ロサは、自らのテストの経験を元に、全ドライバーから第一印象を訊くために、全チームのピットを回った。
◆ピレリ・タイヤ・テスト 1日目
1. フェリペ・マッサ (フェラーリ) 1:40.170 / 94周
2. セバスチャン・フェッテル (レッドブル) 1:40.500 / 78周
3. ゲイリー・パフェット (マクラーレン) 1:40.874 / 94周
4. 小林可夢偉 (BMWザウバー) 1:40.950 / 83周
5. ロバート・クビツァ (ルノー) 1:41.032 / 39周
6. ルーベンス・バリチェロ (ウィリアムズ) 1:41.425 / 91周
7. ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア) 1:41.615 / 21周
8. ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP) 1:41.778 / 81周
9. ハイメ・アルゲルスォリ (トロ・ロッソ) 1:42.019 / 71周
10. エイドリアン・スーティル (フォース・インディア) 1:42.859 / 20周
11. ティモ・グロック (ヴァージン) 1:44.124 / 78周
12. ヘイキ・コバライネン (ロータス) 1:44.686 / 88周
13. パストール・マルドナド (イスパニア) 1:45.728 / 83周