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ジャッキー・スチュワート先輩の”深〜いハナシ” — ホットライン rd.13 イタリアGP 1/2

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ハイスピードと言われるモンツァ。ドラマは次々に巻き起こったが、観方によっては、シーズン後半をさらに深い楽しみ方が待っているような展開だった。

レース好きのエディター羽端さんと、STINGER編集長が肩に、イタリアGPの見所。

◆ジャッキー・スチュワート先輩の”深〜いハナシ”

羽端恭一(以下、羽端):ルイス(・ハミルトン)の”ポール・トゥ・ウインですよね、結果で言えば。でも、スタートで出遅れて……。
STINGER編集長山口正己(以下、STG):モンツァの1コーナーは狭いので、ちゃんとスタートしてこそのせめぎ合いを観たかった。怖いもの見たさで(笑)。

羽端:スタートの時の(スロットル)コントロール機能が効かなかったとかで。
STG:みたいですね。今年のパワートレーンは、神経質というか、まだまだ完成形になっていないのかな、と。

羽端:でも、ルイスはそこ(四番手)から追い上げて。すると、トップにいたロズベルグがたまらずコース・オフしてしまい……って、これ、ちょっとだらしない気もしますが(笑)。
STG:ちょっとアリャマな感じだったですね。

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羽端:編集長がここ数戦でずっと言われているニコ(・ロズベルグ)の余裕のなさというか、ストレスにやられてるというか。
STG:ジャッキー・スチュワートがその場面を、”ニコはベルギーの謝罪としてワザと1コーナーを曲がらずにオーバーランしたんじゃないのか”という仮説をコメントしてました。

羽端:お〜〜〜! そ、それは深いですね(笑)。
STG:まぁ、そんなこともないとは思うけれど、なくもない?(笑)。

羽端:むむ。
STG:もっというと、ニコはあれが同じ場面で二度目だったでしょ。ブレーキングを失敗して、シケインでエスケープ・ゾーンに出ちゃったのが。

羽端:それが?
STG:1回目は練習だったんじゃないのか、という(笑)。

羽端:ハハハ(笑)。ところで、今年のチャンピオンは、逆転でルイスだという気がしてたんだけど、そういうハナシを聞くと、どうなんだろうか?(笑)。
STG:外野の勝手な好みとしては、ハミルトンの方がふさわしい気がしなくもないですね。

羽端:うん。ベルギーの件とか、そういうドライバー(ニコ)にチャンピオンになってほしくないというキモチがちょっとあって。
STG:それもあるし、なんか、竹を割ったようなスッパリというイメージがないかなぁ。

羽端:ニコはそれに欠ける? 
STG:そう。

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羽端:いや、フェアプレーとか、そういうことで言ってるんじゃないですけどね。そもそも、その言葉はそんなに好きじゃないし。サッカーの日本代表が弱いのも、いつもフェアプレー賞なんかを貰ってるからだと思ってますから(笑)。だから、勝負事だから、いろんなことがあっていい。駆け引きとか三味線とか。
STG:確かに。

羽端:ただ、それは「ギリギリ」でないと。あるいは「スレスレ」とかね。そんなデリケートなアクションやシーンにファンは感動するのであって……「巧いよな」とか。
STG:そうそう。それならいいけど、どうもニコはそう見えないような。

羽端:ほんとにブツケちゃったら、それはもう事件でしかなく、「芸」ではない。……と思ってたんだけど、今日は、もっと「深ぁ〜い」話を聞いちゃったな(笑)。
STG:いやいや、まぁ、可能性として、あるかな、という話であって。それより、チャンピオンを初めて獲るってのは本当に大変なプレッシャーに晒されるので、ニコの立場だと、常に、窮鼠猫を噛むようなことになっているのかも。

羽端:そうですね。
STG:コメントも、余裕がないというか、常に言い訳染みているような。

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羽端:今週は金曜日から、予選もそうだけど、ずっとルイスが速かったでしょ。(ルイスの)チームとして、いいジョブができていたんでしょうね。そういう週は、やっぱりご褒美があって然るべき。よかったね、ルイス、と。そういうのもあります(笑)。
STG:ですね。ニコとは逆に、追う側であり、さらにチャンピオン経験者の余裕みたいなのがあるし。

羽端:それに、マッサが速かったし! 今週は、いろんな意味で満足な週でした。ごく個人的コメントではありますが(笑)。
STG:同感です。マッサは、フェラーリに長く乗っていたこともあって、イタリアでは人気あるし。それに、浜島さんが言ってたけれど、なんか、犬みたいに可愛い奴みたいですから。今回の表彰台のニッコニコの顔が、まさにそういう感じで、見ていてなんかほのぼのしました(笑)。


Photos by
MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team (メルセデス 1-2、ロズベルグ、ハミルトン)
active pictures / Jiří Křenek (ジャッキー・スチュワート)
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