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ワールド・チャンピオン-ジェンソン・バトン–記者会見 2/3

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鈴鹿ではタイトルを決められなかった。

(記者席からの質問)
—-ここ数戦は保守的な走りをしていたように思えたけれど、今日はガラッと変わりましたね。どうしてそうなったのだろう?
JB あまり変わったとは思わない。必要なときに必要な行動をしているというだけの話だよ。ここ数戦でも前がクリアのときはペースもよかった。だけど予選はいまいち噛み合っていないという事実はあるね。なぜだか分からない。ストレスかもしれないし、チームとの連携が詰め切れてないのかもしれない。原因は後者じゃないかと思うんだけど、最終戦にはワールド・チャンピオンとして臨むんだから当然いいパフォーマンスを見せたい。そのためにも予選でのパフォーマンスは、次のアブダビに向けて力を注がなければいけないところだと思う。

—-今朝目が覚めたとき「今日はできる」と思いましたか?
JB 思ったね。ルーベンスがどういうパフォーマンスを見せるかわからなかったけど、自分は5位か6位には入れる自信はあった。作戦を見たときにそれは確信になって、実際のレースでもその通りになった。予選の後はできる限りのことをやった後だったから、気持ちよく床についたんじゃないかな。

予選の直後は辛かった。Q2の後は部屋に座って、チームメイトがポールシッターになるという最悪の事実と向き合った。もちろんルーベンスにとっては地元でポール・ポジションなんだから素晴らしいことなんだけど、ボクにとっては厳しい現実で本当に吐き気がしたんだ。しばらく吐き気がおさまらなかったんだけど、飲み物を飲んで今朝には自分の準備が整っていると確信した。午前中はずっと前向きな気持ちでいられたよ。勝たなければいけない相手がホーム・グランプリだとやりづらさもあるんだけど、週末を通して楽しむことができたよ。

—-もう一度「ボクはワールド・チャンピオンなんだ」と言って下さい。

JB I am a World Champion!

—-来シーズンもブラウンGPにてディフェンディング・チャンピオンとして走る?
JB F1で走れたらいいな、って言おうと思ってたんだ。チャンピオンになったのに走れるシートがなかったら何のための苦労なんだか。でも今は何もまだ決めていない。ワールド・チャンピオンになったんだから何か他の競技にチャレンジでもしようかな……。なんて言うわけはないでしょう!

もちろん来年もこの世界にいたいし、今年のブラウンGPのように勝てるチームで走りたい。このチームはラッキーな一発屋ではない。もの凄く優秀な人材がいるチームだ。他のチームと比べて規模は小さいけど、来年以降はチームのサイズは小さくならざるを得ないだろうから、これも有利な点になるね。チームのサイズも質も非常にいいレベルだし、今年のマシンを最大限完成させてきたと同時に来年のマシンの開発にも着手している。まずは今年のチャンピオンに照準を合わせるべく来年の契約については何も話してはいないけど、明日の朝にでも二日酔いから回復したら話し合ってみようかな(笑)。

—-あなたのキャリアはいい時も悪いとREN200208160146_PV.jpgきもありましたが、今いるポジションに辿り着けることはないと諦めてしまっていた時期もありましたか?
JB 参戦2年目が個人的には一番厳しかったんじゃないかな。最初の年はウィリアムズで凄く楽しかったし結果も出たりしていた。だけど振り返るとセットアップを詰めるのに時間を割かなかったという反省点がある。経験が少なすぎたし、レースをするには若すぎたんだ。

2年目と3年目、特に2年目は本当にタフだった。レースはスピードだけじゃないんだと学んだ年でもあったね。様々なエリアに力を注いで、F1が人生そのものになっていく感覚を掴んだ年だった。そのときは今後のキャリアは一体どこへ向かうのだろうと不安にもなった。

その次の年もシーズン中はマシンのパフォーマンスを活かせない、厳しく不安な状況が続いたけど、コース上での問題点は改善していく自信があった。本当に厳しかったのはシーズンが終わってからの冬だ。今となってはすべてがうまくいったから、かわいそうに思わないでほしいけど、あれはきびしいオフシーズンだったんだ。ボク以上にチームにとっては不安の多い時期だったと思う。

個人的にはF1でレースが続けられるかもまったく分からない状況だったんだ。ブラウン以外にオファーもあったけど、キャリアが発展するようなものではなかったし、1年間F1からは遠ざかることになるかとも思った。でもそうしてしまうと忘れられてしまって、復帰がしにくくなるんだ。他の多くの忘れ去られてしまったドライバーのようにね。だからチームもドライバーもなんとかその状況を打開して、こうしてシーズンを戦うことができて、そしてこのような結果を導き出したことは幸せなことなんだよ。はい、物語はここでおしまい!

—-たくさんの人に支えられてここまで来たと思いますが、それはどういった人たちですか? またお祝いの予定は?
JB それはとってもとっても長いリストになるなぁ。一生を通してってこと? それともこのシーズン? 若い頃を考えればもちろんボクの父でしょう。家族と共に多くのサポートをしてくれた。

レースで言えばチーム全員だね。ボクらが経験したような冬を経験すると(何度も言うようで悪いんだけど本当に大変な時期だったんだ)、チーム員同士が非常に親密になる機会にもなるんだ。2003年からこのチームと仕事しているけど、年々親密になってきていると感じる。ここ2年は厳しい結果となっていたけど、今年はなんとか素晴らしいマシンを作り上げてくれた。マシンのパフォーマンスは本当に素晴らしかったけど、チャンピオンをもたらしたものはマシンだけではなく、チーム員一人一人の力なんだ。全員が力を出し切らないとチャンピオンは取れないからね。チーム全員がボーナスをもらえるのを期待してるよ。

(翻訳:Noah Sellen / 編集:Moto)
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