メガウェブ フェスタでタイプ88Bがデモラン!
クライブ･チャップマン率いるクラッシック･チーム･ロータス（以下CTL）の日本正規代理店であるプラネックス･コミュニケーションズ株式会社は、11月30日から12月11日まで、東京のお台場で開催される 「MEGA WEB＆Venus Fortお台場モーターフェスティバル」 の一環として、12月3日、4日の両日にわたり行われる 「第3回MEGA WEBフェスタwithココロハコブプロジェクト」 に参加する。
また、12月4日（日）にはジャパン･ロータス･デイに引き続き、CTLジャパンが所有するF1マシン、タイプ88Bのデモランを、CTLジャパン、スタッフのひとりで、今年のマカオGPでも活躍した山内英輝のドライブで行うこととなった。
1981年に製作され、不運にも一度も決勝を走ることのなかった幻のツインシャシーF1が、都内で走行するのは、もちろんこれが始めて。
また、会場内CTLブースにおいて、ロータスF1ブック日本語版など、各種オフィシャル･グッズを販売も予定している。
■ロータス88B（デモラン予定マシン）
FISAが禁止したスライディングスカートへの対応として、シャシーをモノコックやドライブトレインからなる”セカンダリー･シャシー”と、ボディ、サイドポンツーン、リアウイングからなる”プライマリー･シャシー”にわけ、安定したダウンフォースを得ようとした、チャップマン最後の意欲作。プロトタイプであるタイプ86で数々のテストを重ねた後、ロータス初のカーボンモノコックを採用した88に発展。81年のロングビーチGPに初めて持ち込まれるも、レギュレーション違反であると他チームからの抗議を受け、出走することは叶わなかった。
その後、一部装備をプライマリー･シャシーに移した改良版88BをイギリスGPにエントリー。JPSに代わり、カレッジビールのスポンサーを付けた88Bだったが、またも他チームの抗議とFISAの裁定により出走されることを許されず、姿を消すこととなる。現在88Bは2台とも動態保存されているが、そのうちの1台をクラシック･チーム･ロータス･ジャパンが所有。CTLジャパン代表の久保田克昭が、2008年のFIAヒストリック･フォーミュラ･ワンに参戦し、ホッケンハイム、モンツァ、シルバーストン、ニュルブルクリンクなどで表彰台を獲得した経歴をもつ。現在は埼玉県八潮市にあるPLANEX CARSのショールームに展示している。
また当日は、全日本F3選手権 最終SUGOラウンドに登場して話題となった、月刊少年マガジン（講談社 刊）で連載中の曽田正人氏のレース漫画 『capeta』 を再現したスペシャルカラーのダラーラF308（劇中ではF3XX）も展示、走行を予定している。ドライブするのは、このマシーンのレギュラー･ドライバーでもある山内英輝選手となっている。
