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浜島裕英 タイヤ”deep”トーク ハンガリーGP直前スペシャル

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浜島 
・土曜日の午前中のフリー走行は、その前に走ったフォーミュラ・BMWが2〜3〜4コーナーにオイルを撒いてしまったという状況のなかで行なわれた。

・スーパーソフトのウォームアップは1〜2周でいい。

・スーパーソフトは、グリップも高いというのが全般的な意見だが、ドライバーによっては、(クルマの)バランスが変わってしまうというコメントをしている。

・予選の路面は、最初のうちは、すごくいいというものではなかったが、セッションを通じて、よくなっていった。

・ジェネラルな意見では、予選は、スーパーソフトが適していた。

・ただし一部では、内圧の調整が不十分であったりで、スーパーソフトではいいフィーリングを得られなかったというドライバーがいた。

・Q1では、主にミディアム(プライム)が使われた。

・このミディアムに対しては、リヤのトラクションがよくなかったという評価はあるが、そんなによくはなかった路面の影響もあったのではないかと思われる。

・Q2のときの、トラックのインプルーブメントは、0.2〜0.3秒程度。

・ミディアムとスーパーソフトのタイム差は、0.2〜0.3秒。金曜日の時点よりは、タイム差が少なくなっている。

・デグラデーションのデータは、一昨日=金曜日と同じだ。

・摩耗は、スーパーソフトの場合、滑らせて走るチームの場合は「35周」程度ではないか。

・速いチームは、スーパーソフトで、レース距離の三分の二程度を走れそうだ。

・ミディアムの場合は、70周走っても、どのチームも問題ない。

—-オプション(=スーパーソフト)でいいフィールではなかったというドライバーは、バトン、そしてバリチェロか?
浜島
 その通り。とくにルーベンス(バリチェロ)。彼のタイヤは、あとで調べたら、内圧のバランスが悪かった。金曜日は、いいフィールだと語っていたのだが。

・セクター2とセクター3は、とくにセクター2において、レッドブルが圧倒的に速い。

・レッドブルは、ここでウイングを立てていて、そしてそれがきちんとダウンフォースになっている(効果となっている)ことが、ほかのチームと違っているのではないか。

・上位3チーム、レッドブル、フェラーリ、マクラーレンは、優れたタイヤマンもいて、内圧の調整なども上手である。

・タイヤは”生き物”なので、そのときの状況に応じて、内圧の微妙な調整が必要だ。

・微妙なレベルだが、ソフトのコンパウンドのタイヤを装着すると、(タイヤの)ケースはまったく同じものなので(コンパウンドが柔らかい分だけ)地上高は下がる。

・また、ソフトなタイヤはグリップするので、横方向の変形は若干大きくなる。そのため、ボトミングはしやすくなる。

・このへんのことは、すべて「微妙」だが、しかし、セッティングというのは”微妙なところ”を狙って行なうものだ。

・タイヤの「内圧」は、走行3周目では、まだ”上がっていく”途中のステージにある。

・クルマがほんとうに”決まって”いれば、タイヤの内圧は高めに設定するものだ。

・こういったレベルの調整は、ブリヂストンのタイヤサービスが行なうのではなく、各チームのタイヤ担当に任されている。

・内圧は、まず高めにしておいて、タイヤが温まったら「抜く」という方法を採った方が、車高を安定させるには効果がある。

・レース時のタイヤの内圧は、普通は「20/18/SC(スクエアインチ)」だが、ここは少し低めで、「19/18」くらいにするのではないか。

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】
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