小林可夢偉 カナダGP-レース後 会見 その2
「ガッカリしてます、今日は。あまりにも”晴れ”が遅すぎた・・・!」
(2/2)
◆ヘビーウェット、コース上で抜いたのは二台だけ
—-スタート直後に、13番手から10番手、8番手と上がっていったときの状況は?
可夢偉:全然、わからないです。(雨で前が)見えないから。
—-混乱のなかで上がって行った? 1コーナーまでにかなり上がったという感も?
可夢偉:いや、わからない。(コース上で)抜いたのは、ハイドフェルトとペトロフだけやけど。
—-ディ・レスタは?
可夢偉:ディ・レスタは、ひとりでどっかへ行ったし。
—-昨日の段階では、ウェットになったら”店仕舞い”するしかないと語ってましたよね? でも、レインで意外に”いい”というのは、他車との相対で、あるいはクルマのバランス?
可夢偉:わからないです、それは。(どこがよかったのか)教えてください!(笑)
—-走ってみたら、自分のほうが速かった?燃料が重いときは、比較的”いい”という話もあったが?
可夢偉:わからない・・・。
—-ウェットで、縁石を使える状態ではなかったですが、縁石にあまり乗らなかったということもあるかもしれない?
可夢偉:うん。(うなずく)
—-マッサをブロックしてたのは、走ってて、楽しかった?
可夢偉:全然、楽しくないです!(笑)
—-一度、コントロールライン付近で(マッサに)先に行かれて、また抜き返しましたが?
可夢偉:あれは、雨のところ走ってるから、(マッサが)行ってくれてよかったんです。(先に)行ってくれなかったら、ひとりで、ダートを走ることになった(はずなので)。
◆あのままウェットだったら、”表彰台”だった!
—-赤旗中団で、クルマのなかで待っていたときの気持は?
可夢偉:どっちでもいいけど、(レースを)やるのか、やらないのか、早く決めてくれ、と。
—-結局、レースは晴れて、優勝も決まったわけですけど?
可夢偉:けっこう、イライラする(レースでした)今日は・・・。
—-どっちかといえば、あのままウェットでと願ってた?
可夢偉:あのままウェットだったら、”表彰台”行ってたからね、まず!
—-後ろのフェラーリも、抑えられた?
可夢偉:抜かれても、三位ですからね! ・・・抜かれる気配はなかったけど、そんなに。
—-こうやって、ずっとポイントを取っていて、次のバレンシアですけど?
可夢偉:わかんないです、やってみないと。
—-ドライになってからは、やっぱりトラクションに問題が?
可夢偉:“縁石”じゃないですか(他車は縁石を利用して走れたが、ザウバーは使えない状態)。
—-最後に、マッサに差されてしまったときは?
可夢偉:いや、普通に、横に来られて。あそこで(ぼくがラインを変えて)寄せたら、また、面倒なことになるから。
—-あれは、”やられた!”という感じ?
可夢偉:あんなに速いと思わなかった!(笑)
—-気持としては、今日は”ガッカリしてる”方?
可夢偉:ガッカリしてます、はい。
—-表彰台も見えていたのに?
可夢偉:(クルマが)あまりにも、”晴れ”(ドライでの走り)が遅すぎた!