小林可夢偉 会見【韓国GP(木)】1/2(テレビ会見)
◆鈴鹿みたいに、囲まれてないところで、あれだけの声が・・・
—-日本グランプリの興奮冷めやらぬという状態で、ここに来たわけですけれど、可夢偉選手は、だいぶ落ち着きましたか、というか、実感が湧いてきましたか。
小林可夢偉(以下、可夢偉):ぼく自身は、落ち着いているんですけど。周りの人の興奮は、激しいんじゃないかなというように思います。
—-月曜日の鈴鹿でのイベントには、観客が一万人も集まったとか。
可夢偉:ほんと、素晴らしかった。日曜日に、十万人を超える人が見に来てくれて。また月曜日に、一万人近い人たちが来てくれるというのも、これから、モータースポーツがもっと人気が出てほしいなと。いろんな人が思ってると思いますけど、そういうなかで、ぼくがやってる三年間、毎年毎年見に来る人が増えて。これがほんとに、モータースポーツがもっと人気が出る、その一歩に近づければと思います。
—-表彰台に上がってくる前、とくにグランドスタンドから、”可夢偉、可夢偉”って聞こえてきたときは、その第一歩だと感じたんじゃないですか。テレビ局のコメンタリーブースの窓を、お客さんが叩いてしまって、困ったという話もありましたけど。
可夢偉:まあ、いいんじゃないですかね、そういうのも(笑)。いままでは、たぶん、そんなこともなかなかなかったと思うので。そういうのも、一回くらいは、許していただきたいですけど。
まあ、なんでもそうですけど、サッカーのスタジアムにしても、小さいから、声が聞こえやすいと思うんですけど。でも、鈴鹿の、あの囲まれてないところで、あれだけ声が聞こえるというのは、冷静に考えると、たぶん、すごかったんじゃないですか。
そういうことを考えると、日本で、期待してくれていたファンの前で、ほんとに、何ともいえない感情ですけど、自分の中で、あれ以上ないんじゃないかなという感じでした。
—-ここまで来ると、あと二つくらい、表彰台を見せてほしいんですけど。あと、五つしかありませんが。
可夢偉:そうですね。ほんとに、しっかり頑張って、できるだけポイント取ること、メルセデスの前に出ること、それを目標で。チーム一丸として、頑張るしかないかなと思います。
—-今週末は、どうなんですか。セクターワンは長いストレートがありますけど。
可夢偉:それはありますけど、まずは落ち着いて、このクルマとコースの特徴、それをしっかり掴んで。タイヤも、去年と同じ組み合わせなんですけど、うまく使えれば、しっかりチャンスはあるので、落ち着いて(プログラムを)やって行きたいなと思います。
—-頑張ってください、ありがとうございました。