小林可夢偉 レース後・会見全録【イタリアGP(日)】(1/2)
「クルマが”足らない”・・・、そういう意味では、とても悔しいレース」
◆また、同じようなギヤボックスのトラブルで
—-ちょっと厄落としみたいなことをした方がいいかも? 勝負パンツを替えるとか(笑)。
可夢偉:ないんですけど(笑)、まあたぶん、衣替えの時期かもしれないですね。
—-そういう意味では、クルマも”衣替え”したいですね?
可夢偉:そうですね。
—-今日は、フォース・インディアにもシリーズポイントで抜かれちゃったんですけど?
可夢偉:まあ、チームに頑張って・・・。(壊れたギヤ楠ボックスの提供を受けている)フェラーリに頑張っていただかないと。今日の状態、ぼくら、どうすることもできないし。(今日は)たぶん、確実にポイントは取れるところにいたと思うので。そういう意味では、何ともいえない、悔しいレースでした。
—-クルマのトラブルは、ギヤボックスのトラブルで、これはずっと同じ部分の故障?
可夢偉:そうですね。
—-まったく一緒?どのへんが壊れた?
可夢偉:ぼくもわかんないけど、とりあえずギヤが壊れて・・・。原因がわからないと、フェラーリ側も(言ってて)。
—-ここは、縁石に乗り上げて走ったりするので、壊れることもありますけど、そういう部分では壊れてないので?
可夢偉:そうですね。(トラブルは)たぶん、一緒のところ。シルバーストンでも壊れたでしょ?二回目なんで、ちょっと信頼性が弱いかなという気はします。
—-今日は序盤に早々とピットインして、プライムを替えてオプションで走り出して、上位に行けそうな展開でしたけど?
可夢偉:まあ、ポンポンポンと抜いて、前に(上位に)行ったんですけど。でも、(このときの)タイヤはユーズドのオプションだったので、保ちも”ある程度”で、グリップ(の問題)もあるから、ペースもあまり上がらなかったんですけど。でも最後、ニューのオプションを履いて、そのまま(フィニッシュ)”する”予定だったんで──。
そういう意味では、プライムがなくなった状態でも、展開的にはだいぶ挽回したかなという状態だったので。
だから、ニュー・オプションを付けたときには、とりあえずタイヤを温存して、最後までもっていこうとしていたので、すごく残念ですね。
—-そうなると、ヨーロッパ・ラウンドを終えて、気持ち切り換えて、次はシンガポールですが?
可夢偉:そうですね、まあ、あと二週間ちょっと(時間が)あって・・・。課題というか、いくつか見つかったこともあるので、もうちょっと、いいパーツを持ってきてもらえるように頑張って、いま、チームに交渉していて・・・。
まず、ほんとに、今回は戦略もそんなに悪くもなく、ポイントは取れそうだったんですけど、結局ギヤが潰れて、ゴールできなかった・・・。ぜひ、何もない、普通に”終われる”一週間があったらな、と思います。
—-この次のアップデートは?
可夢偉:そうですね、まあ、一応「鈴鹿」では(アップデートが)あると思うんで。前倒しでね、シンガポールで(そのアップデートが)入るといいんですけど。ちょっとそのへんはわからないんですけど、とりあえず、何とかいい方向につなげればと思ってます。
—-気分的には、もう、切り替わりましたね?
可夢偉:そうですね、はい。衣替え、します!(笑)
—-パンツを新しくして?(笑)
可夢偉:そればっかり、言わないでください(笑)。