小林可夢偉 レース後･会見【日本GP(日)】
「スタートとセーフティカーのタイミング、このどちらも、今日は不運だった」
—-今日のスタートは?
可夢偉:スタートは、あまりにも（タイヤが）グリップしすぎて。エンジン、かけて･･･。（注：スタート時にタイヤ温度などのデータに応じてエンジン出力を制御する。ドライバーはチームの指示でモードを選んでクラッチをつなぐだけだが、指定されたモードでは、タイヤ温度が想定よりも下がらなかったため、予想以上にグリップして、エンジンがストールしそうになった）まあ、やっぱりうまく行かない一日で･･･。
（レースウイーク全体の）内容としては、今週、予選はまあまあで、よかったんですけど。残念なのは（決勝日に大勢の）ファンの前で、あまりいい走りができなかったことですね。
—-そのあとの（タイヤの）オプションなんですけど、保ち具合はどうでした?
可夢偉:そんなに悪くはなかったんですけど。セーフティカーが入って、そのあと、「（タイヤ戦略を）どうするの?」という、一番（判断が）むずかしいところに（セーフティカーが）入ってしまって･･･。うまく行かなかったですね。
—-（硬い方の）プライムを履いたときに、本来はもう一度、タイヤを（柔らかい方のオプションに）戻す予定だったはずが、セーフティカーが導入されたことで、間隔が縮まってしまって?
可夢偉:そうなんです、それまでのアドバンテージがなくなってしまった。それで（セーフティカー解除後の）”ゼロ・スタート”になって、そこでプライム（を履いている）というのは、レース内容としては、ひどいレース内容になってしまって。
（今日は）スタートとセーフティカーのタイミングという、二つの問題があって、残念でしたけど。次は、予選はいいので、予選が”いい”（位置）というところからの”いいレース”をしたいと思います。
—-今回のアップデートですが、次戦に向けての手応えということでは?
可夢偉:まあ、すごく良くなったということではないんですけど。ボチボチ、クルマをうまくバランスを合わせて、もうひとつ”上”を行けるように頑張りたいと思います。
【STINGER/Hiroaki Iemura】
