小林可夢偉 金曜日・会見【イギリスGP(金)】
「ウェットでは何か大きな問題は出ていない、予選も、雨のようですね」
◆ドライで、ちゃんと走って、速いタイムを出したかったが・・・
—-非常に風の強い、また寒い、シルバーストンになったわけですけど、今日のフリー走行、けっこう走りましたよね、30周強だと思いますが、感触はいかがでしたか?
可夢偉:まあ、ウェットなんで、何とも言えないんですけど。ウェットの状態では(クルマは)あんまり大きな問題はないんじゃないかな、と。あとは、雨の状況、路面の状況、刻々と変わるので、そこに合わせて行ければ、大丈夫かなという気はするんですけど。
ドライに関しては、誰もわからないと思うんで。まあそれは、わかんないということですね(笑)。
—-エンジニアは、このウェットという限られた状況の中、ドライに向けてのセッティングも少しずつやって行くんでしょうけど?
可夢偉:まあ、実際問題、それは難しいですよね。テストしたアイテムについても、実際に使えるか使えないかも、まだわかんないし。今日に関して言えば、学べたことというのは、非常に少ないと思います。
—-水たまりがどのへんにあるかというのは、だいたい把握しましたか?
可夢偉:まあ、それは大丈夫なんですけど。雨が来ても大丈夫だなと思うんですけど、でも、かなり危険だなという状態のところはありますね。
—-ウェットはイヤだということでしたが、今日のタイム(フリー走行1は7番手、2は2番手)を見ると、ウェットもいいな、という気がしちゃったんですが?(笑)
可夢偉:どっちか言うと、ドライで、ちゃんと走って、速く走りたかっただけなんで。雨って、”いいか悪いか”しかないじゃないですか(笑)。そういうのは望んでなくて、ドライでしっかり結果を出したいという部分で・・・。だから、(雨は)あんまり望んでないという感じですね。
—-ウェットでは、タイヤの 熱を入れ易い(暖め易い)と言うのが大方の意見ですが、今日のコンディションでは、どうでしたか?
可夢偉:まあ、あんまり熱もクソも関係ないんじゃないかなという感覚ではあるんですけど。どのチームも、そんなに、ウォームアップに悩んでる感じもないし。どっちか言うと水たまりに悩んでるような感じもするんで。そこは、みんな一緒かなという感じですね。
—-明日の”朝”は、忙しくなりそうですか?
可夢偉:明日の朝は晴れるみたいですけど、また、夕方、予選は(路面が)濡れるみたいで。どうなんだろうという・・・。まあ、路面次第ですね。
—-そうすると、レース(決勝)を見越して予選を闘うのか、それとも、というのが難しいところだと思うんですけど?
可夢偉:まあ、両方(大事という意味では)そうなんで。普通に行こうかな、という──。どっちかに偏らずに、行きたいと思います。
—-ありがとうございました。
可夢偉:ありがとうございます。
【STINGER/Hiroaki Iemura】