小林可夢偉 レース後・会見【シンガポールGP(日)】
「鈴鹿では『表彰台』です! あ、でも、”お待たせしました”はやめてくださいね、ダサいから(笑)」
◆ここでの”怒り”を、逆に元気づけにして、鈴鹿へ!
—-(今回の)レースのことは話したくない?
可夢偉:花火、キレイかったなあ・・・とか。
—では、次の日本グランプリなんですけど。まず、意気込みを聞かせてください。
可夢偉:えー、そうですね。このシンガポール、最高の”元気づけ”になったグランプリだと思うので・・・(笑)。
あまりにも、フラストレーションたまるどころか、あの花火にも感動したんで・・・(苦笑)。えっと、鈴鹿で、このモヤモヤをバクハツできるように、気合い入れて、やって行きたいと思ってます!
—-いつも、鈴鹿って、やっぱり気合いが入るものですか?
可夢偉:いや、さっき(チーム代表の)モニシャには(気合いは)”入れるな”って言われました。
—-え? 何で(そんなことを)言われたんでしょうか?
可夢偉:あ、(気合いを)入れると、”ロクなことないかもしれんから”って。”気を抜いて、行け”って。(そう言われて)”オッケー!”って(笑)。
◆鈴鹿では速いですよ、マジに表彰台です!
—-はい! 鈴鹿は、好きなコースですよね?
可夢偉:はい。速いですよ、たぶん、もう・・・!
—-じゃ、今年はどのへん? 去年も、予選はすごかったですけど。でも、今年のクルマは(去年よりも)いいじゃないですか?
可夢偉:マジにトップスリー、真剣に、予選でマジメになって。あとは、流す感じで。
—-(可夢偉選手の)表彰台、ほんと、見たいんですけど?
可夢偉:ねえ! これ(表彰台)たぶん、初めてが鈴鹿だったら、ヤバいですよ。感動です、ぼく、泣くと思う。
ここまで、表彰台に乗れてないというのは、あまりにも・・・。ダサいというか、そのくらい、不運が続いているなというのが、ばっかりなんで。
ここで、鈴鹿で(表彰台を)取れたら、そういう意味で、あ、ここまで苦労させられたんだ(待たされたんだ)と思うので。(鈴鹿では)そうなるように!!
—-では、”日本のみなさん、お待たせしました、小林可夢偉、ついに!”というのを(鈴鹿では)見せてください。
可夢偉:いや、それは、ダサいから、遠慮します。
—-ダサい?(笑)
可夢偉:”お待たせしました”はダサいんで。”やっとできました””よくできました”・・・、何でもいいです。
—-ハハハ(笑)。(日本グランプリは)楽しみにしてますか?
可夢偉:楽しみですねえ! 鈴鹿の周りの焼き肉屋さんと、ジャンジャ焼き、非常に、いま考えただけで、よだれが出そうなんで(笑)。
—-じゃあ、鈴鹿のレース、楽しみにしてます。
可夢偉:はい、頑張ります。
【STINGER/Hiroaki Iemura】