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【可夢偉コメント全録】 「それでも鈴鹿に戻って来れました」日本GP木曜記者会見

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難しい状況であっても鈴鹿に戻って来られたことを喜ぶ可夢偉。

2日(木)に鈴鹿の鈴鹿サーキットでおこなわれた、木曜日恒例のドライバー記者会見にケータハム・F1・チームの小林可夢偉が参加した。

可夢偉は今回、ファンに対する感謝の気持ちや、日本にレースをしに戻って来れたことに加え、ファクトリーの備品差し押さえに関するうわさについてコメントした。

Q.可夢偉、今回はあなたのホームレースです。あなたから始めさせてください。前回はここでポディウムに上がりました。ホームGPでポディウムに上がったときの気分はどうだったか教えてください。
小林可夢偉(以下、可夢偉):そうですね、まずは(この会見で)いい席を用意してもらっちゃってありがとうございます! 2012年は(F1で)はじめてのポディウムでしたし、それが鈴鹿だったんで、すごくいい思い出です。2012年のあとは1年休んで、2014年にまた戻ってきました。今はすごく難しい状況ですけど、それでも鈴鹿に戻って来れました。ここに来る前に(チームの備品が差し押さえされたという)うわさを聞きましたけど、少なくとも、僕らはここへ来て、今週末はレースができます。それに関しては、すごくうれしいです。

Q.そうですね。ポディウムの可能性があるかどうかは、おそらく今年は違う状況でしょう。ただ、あなたを応援してくれるファンに対してメッセージはありますか? ここにはたくさんのファンが来てくれてます。母国のファンが来てくれるファンタスティックなグランプリですね?
可夢偉:はい、みんなからのサポートにすごく感謝してます。僕がここへ戻ってこられたのはファンのみんなが(シート獲得用の資金を)募金してくれたおかげです。それば僕にとってすごく重要なことで、日本のサポーターがいつもどれだけF1をサポートしているのかも伝わったと思います。来年はホンダが戻ってきますし、それが日本のファンや、たぶんほかの日本の企業の役に立つと思います。いつか役に立つハズです。少なくとも、僕は今年ここに戻ってこれましたし、すごくワクワクしてます。まだ木曜日なのに、サインをもらうためにファンがたくさん来てくれ、すごくうれしいです。

■質疑応答 – QUESTIONS FROM THE FLOOR
Q.(来年、17歳でF1最年少デビューする)マックス・フェルスタッペンに絡めた質問です。17歳のときに乗ったマシン/エンジンで、一番パワフルだったのはどんなマシンでしたか?
※この質問は参加した全ドライバーに向けた質問ですが、この記事では可夢偉の回答のみ掲載しています。
可夢偉:僕はフォーミュラ・ルノーだったと思います。ただ、どれだけ馬力があったかは覚えてないです。

Q.可夢偉、このホームレースでは明るい材料、週末を楽しみにする理由がたくさんあると思いますが、オックスフォードシャーのファクトリーでは、チームはトラブルを抱えているようです。そこで、チームのムードはどうなっているか簡単に話してもらえますか? それがチームに影響したのか、それともいつもと変りませんか?
可夢偉:そうですね、まず、僕はボスと同じ情報をもらってないですし、ボスはここへ向かってるはずなんで、僕らもどうなってるのか知りたいです。(そういうわけで、僕から)話すのはすごく難しいですね。現時点では、UK(ファクトリー)と連絡はつくので問題はないと思うんですけど、それ以外のことは残念ながらわかりません。

【翻訳:STINGER】

Photo by Caterham F1 Team / LAT Photographic
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