ロバート・クビツァ Q&A その1「ロータスでの仕事はまだ終わってない」
療養中のロバート・クビツァは、先週の金曜日、ロータス・ルノーGPが募集したファンからの質問に答え、チームはそのQ&Aをチームの公式ホームページに掲載した。
クビツァへの質問は、5日間で1,300以上集まった。
◆ロバート・クビツァ
「やぁ、みんな。みんなの質問の答えられてうれしいよ。ただ、かなりの量だね! 質問を全部読んで、その中からいくつかの質問を選んだよ」。
Q.身体的、精神的な調子はどうですか?
ロバート・クビツァ(以下、クビツァ):精神面はまったく問題ないよ。身体的には、まだ万全ではないけど、全体的にはすごくいい状態だよ。体重もいつもの体重に戻ったし、ここ2〜3週間で自分の力で歩けるようになったんだ。全体的に、調子はすごくいいよ。
Q.この事故で、レーシング・ドライバーとしてのマインドに何か変化はありましたか?
クビツァ:そうは思わないよ。事故のことは何も覚えてないんだ。でも、何が起こったかは知ってるよ。
Q.それが、ドライバーとして成長するための助けになると思いますか?
クビツァ:そうなることを願うよ! でも、そうなるかはわからない。レースをしていたときの状態に戻るだけだと思うから。
Q.来年、どのチームでF1に復帰しますか?
クビツァ:僕はロータス・ルノーGPのドライバーだよ。もちろん、今シーズン走れないのは寂しいけど、エンストン(イギリスのチーム本拠地)での僕の仕事はまだ終わってないと思う。
Q.いつになったらテレビの取材を受けてくれますか?
クビツァ:まだわからないよ。もうじきメディア向けの仕事事が始まると思う。今はリハビリとトレーニングに集中しないといけないんだ。
Q.2014年から導入されるV6エンジンについてどう思いますか?
クビツァ:それに答えるのは、V6マシンを積んだテストをしてからだね。特に、ターボつきエンジンになると、現行のマシンとはドライバビリティが違ってくるだろうから。
Q.DRS(可変リヤウイング)はいいアイデアだと思いますか?
クビツァ:うん、DRSのおかげで、レースでのバトルが増えてるし、「1秒以内ルール(DRSが使用可能になる前車との差)」は、レースをさらにチャレンジングにしてくれる。
Q.リハビリの調子はどうですか?
クビツァ:前にも言ったように、進行状況には満足してるよ。予定通りに進んでるし、運よく、回復に影響するような合併症もなかったんだ。それでも、僕の復帰のタイミングを決めるのは時期尚早だし、重要なのは最終的にどうなるかで、急ぐ必要はないよ。
Q.シミュレーターを使えないとき、どうやって精神を鍛えますか? 視覚トレーニングはしていますか? 療養中の間、どうやってレーシング・ドライバーとしてのスキルをキープしているんですか?
クビツァ:自転車の乗り方を忘れないのと同じで、何もやらなくて大丈夫だよ。いつもテレビゲームを楽しんでる。それだけだよ。
Q.来年はチャンピオンシップに復帰してタイトル争いをする準備ができますか?
クビツァ:準備はできてるよ。ただ、復帰できるかは、2012年の最初のテストまで待たないといけないね。
Q.今年のロータス・ルノーのパフォーマンスをどう思いますか?
クビツァ:すごくいいと思うよ。ちょっとだけ調子が落ちてきちゃってるけど。特に、予選のセッションがね。次のレースで新しいアップデートがあるし、それがシーズン序盤みたいな調子を取り戻す助けになってくれると思う。それに、シルバーストンから導入された(エンジンの)「オフ・スロットル」のレギュレーションは、明らかに競争力に影響するから、来週のドイツでは、確実にパフォーマンスがが回復するよ。
Q.レースの世界に復帰するとき、最初に何をしますか?
クビツァ:しばらくは、ブリーフィング・ルームで僕のレース・エンジニアとくつろいでそれから仕事を始めるよ。